ギターがメンタル改善に効く理由を解説します。

「いざギタ」へようこそ!
今日もどうぞゆっくりしていってください。

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私は、言いたい。
ギターを始めようかな、と思っている方には「やっちゃいましょうよ!」と。
ギターを辞めようかな、と思っている方には「ちょっと待ってください!」と。

なぜならギターは、あなたを救ってくれる心のよりどころになりえるから。

今日は「ギターが私のメンタルを救ってくれている」というお話をします。

ギターはメンタルに効く

ギターはメンタルに効きます。
もちろん良い意味です。
ちょっと大げさに表現するならば、私はギターのおかげで命をつないでこられたと思っています。

私はメンタルをやられやすい

私は、転職後のストレスで適応障害を発症し、現在も投薬治療をしながら仕事しています。
で、メンタル不調の原因は、必ずしも転職による環境の変化だけではありません。
私の思考のクセだったり、物事のとらえ方だったりにも多分に原因があります。

その証拠として、私は前職に勤めていた頃から、定期的に気分の落ち込みを経験していました。
会社への愛着も、一緒に仕事をする同僚や上司への敬意も、安定した生活への心地よさも感じており、すべて満たされていたにもかかわらず。

自分なりに分析したところ、私のメンタルが不安定になるのは「成長を実感できていない」ときのようです。

私のメンタル不調の原因は「成長を実感できないこと」

私は子どもの頃、両親をはじめとする周りの大人を見て「大人って何が楽しくて生きているんだろう」と疑問に感じていました。
子どもの目から見ると、大人の生活って、毎日毎日同じことの繰り返しのように見えていたんです。

「身長が伸びるわけでもないし新しいことができるようになるわけでもない。そんな生活、自分だったら耐えられないな・・・」と思っていました。

で、社会人になって、気づけば自分がそんな大人になっていたわけ。

社会人になって、明らかに自分の成長が止まっていることを自覚していました。
それは会社という環境のせいではなく、自分自身の怠惰のせい。
なんというか、学生時代は超えるべきハードルをお膳立てしてもらっていたから、何とか頑張れていたんだなぁ・・・と感じたのです。

社会人になってからの私は、学生時代までに蓄えた努力貯金を食い潰しながら生活している気分でした。

めざましい成長を続けていた学生時代の自分は、もういない。
年齢ばかりを重ね、とくにできることが増えるわけでもない自分に、嫌気がさしていました。

休みの日はYouTubeを見たり近所を散歩したりしてダラダラ過ごしている。
やることがなくて、ただ時間が過ぎるのを待っている。
その割に、時間が過ぎた後で「また何もできずに一日が終わった・・・」と絶望する。
そんな日々を過ごしていました。

そんな中、社会人3年目の夏に、ふとギターの存在を思い出したんです。
高校3年生以来触れていなかったギターに、ふと触れたくなったんです。

思えばその気まぐれが、私のメンタルを救ってくれました。

ギターがメンタルに効く理由

個人的な話で恐縮ですが、ギターがメンタルに好影響を与えてくれる理由を3つ、私なりに言語化してみます。
もしあなたが私と同じような境遇にいるのだとしたら、参考にしていただけるんじゃないかなと思います。

【理由1】自分を表現する手段が手に入る

ギターを演奏することは私にとって、自己表現の一手段になってくれます。

人によるかもしれないんですが、私の場合、会社にいる時間って、なかなか自分をさらけだすのが難しいんです。
なんというか、人の目を気にしすぎてしまうというか、周りと比べてしまうというか。
いつの間にか口癖が「すいません、すいません」になってることに気づいたときは、我ながらだいぶショックを受けました。

で、そんな私が自分を偽りなく表現できるのって、ギターを弾くときなんです。
ギターを弾くときは、自分の好きなものを自信をもって好きだと言えるし、自分の思っていることを歌にして発散できるし、素の自分でいられる気がします。
誰かに聴いてもらうわけでもなく、ただ自分のためだけにギターを弾いて、好き勝手に騒ぐ。
これが私のメンタルにとってかなり好影響を与えてくれています。

【理由2】「今この瞬間」に集中できる

ギターを弾くには、右手と左手をうまく連動させる必要があります。
あと、とくに曲をコピーするときなんかは、細かな音のニュアンスに意識を向ける必要があります。
そのため、半強制的に「今この瞬間」に集中できるんです。

うつ病とかメンタルについて調べる中で分かったのが「未来とか過去に意識をとらわれすぎると、メンタルに悪影響が及ぶ」ということ。
私の場合、未来のことを考えすぎると不安や無力感を覚えてしまうし、過去のことを考えすぎると後悔や怒りを感じてしまいます。
マインドフルネスとして瞑想が推奨されているのは、「今この瞬間」に意識を集中させ、そうした行き場のない負の感情を沈静化する効果があるからなんでしょうね。

その点で、ギターって瞑想に近い効能があると思うんです。
指先や音に意識を向けて「今この瞬間」に集中する。
これが、メンタルに良い影響を与えてくれているんじゃないかなと感じています。

【理由3】「明日は今日よりも成長している」という希望が持てる

最も大きかったのは、これだと思います。

ギターを再開した直後は、学生時代のようにスムーズにギターを弾けなくなっていました。
コードチェンジもぎこちないし、なんならGコードすらビビって(雑音が鳴って)しまうし。
あんなに頑張って弾けるようになったはずのFコードは、目も当てられない(耳も向けられない?)状態でした。

そんな状況に軽く絶望もするんですが、でも「以前弾けていたんだからきっとまた弾けるようになるはず」と思って練習してみたんです。
で、実際、弾き続けるごとにちょっとずつ感覚を取り戻していきました。
今も、少しずつ上手くなっていっている気がしています。

ここで私のメンタルを支えてくれているのは、「明日はきっと、今日よりも上手くなっている」という希望なんだと思います。

じわじわ、ゆっくりかもしれないけれど、確実に前進している自分を想像できる。
日々成長している自分をイメージできることは、大人になって「同じ日々の繰り返しで、学生時代の努力貯金を食い潰している」と感じてメンタルをやられがちな私にとって、大きな救いになっています。

ギターはあなたにとっての救いになってくれるかも

そんなわけで、今回は「ギターが私のメンタルを救ってくれている」というお話をしました。
ぶっちゃけ今もメンタルは治療中で、完全に回復したとは言えないんですけど、かなり好影響を与えてくれていることに疑いの余地はありません。

もしかしたら私と同じように、あなたにとっても、ギターが救いになるかもしれません。
あなたが私と同じように悩んだり苦しんだりしているのであれば、ギターを始めてみるのはいかがでしょうか。

この記事やこのサイトがあなたとギターの素敵な出会いのきっかけになれば、こんなに嬉しいことはありません。