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今日もどうぞゆっくりしていってください。
今日は「Fが弾けない、Fが弾けない」と苦しみ悶えるあなたに向けて
Fが弾けないなら、Fっぽいコードで誤魔化せばいいじゃない
っていうのを、音楽理論と実際の音声を交えて解説していきたいと思います。
この記事を読めば、Fが弾けなくてギターを挫折するということがなくなります。
なので楽しくギターを継続できます。
そんでギターが一生の趣味になります、っていう話。
Fは難しい
この記事を読んでいるあなたにとっては当たり前のことですが、Fってめちゃくちゃ難しい。
ギター初心者にとっての鬼門です。
ギターメーカーの老舗・フェンダー社の調査データによると、ギターを始めた人のうち実に9割の人たちが、1年以内に挫折してしまっているとのこと。
もちろん理由は様々だと思うんですが、その大多数を占めているのが
「Fが弾けない」
なんじゃないかと思っています。
これは私の勝手な想像。
弾きたい曲が弾けないと挫折する
「Fが弾けない」がギター挫折の原因になる理由は、単純です。
Fが弾けないと、演奏できる曲が残酷なくらい制限されるから。
たいていの曲で必ず一度は、Fをはじめとしたバレーコードが登場します。
せっかくギターを始めたのに弾きたい曲が弾けない、面白くない、だんだんめんどくさくなる、辞めるっていう話。
弾きたい曲が弾ければ挫折しない
で、ここからが本題。
Fが弾けないうちは、Fっぽく聞こえるコードを弾いて、とりあえず楽しさを確保しましょう。
Fっぽいコードでごまかしつつ、Fが弾けるように練習すればOK。
少しずつFが弾けるようになってきたら、Fっぽいコードを卒業してガチのFを弾くっていう流れ。
補助輪を使って、まずは「自転車に乗れた!」という喜びを感じる
いきなり補助輪なしの自転車に乗れる人がいるだろうか、いやいない(反語)。
まずは補助輪をつけて、自転車に乗る楽しさを味わうことが先決です。
で、補助輪を少しずつ外していく。
コケる痛みを最初から味わう必要はありません。
コードって何?
じゃあお前の言う「Fっぽく聞こえるコード」って具体的に教えんかい、と言いたくなる気持ちはわかるんですが、もう少しだけ待ってください。
まずは「そもそもコードって何?」ということを説明させてほしいんです。
「コード」という言葉が指す概念がわかっていると、F以外にも応用できます。
つまり、難しくて弾けないコードがあるときに、「それっぽく聞こえるコード」を自分で勝手に作れるようになるんです。
それっぽく聞こえるコードでごまかせる、楽しくなる、ギターが続く、上手くなるっていう良いループに入れるというからくり。
コードとは「複数の音で構成されるハーモ二ー」のこと
コードとは、複数の音で構成されるハーモニー(和音)のこと。
で、コードを構成する音のことを「構成音」と呼びます。
構成音のことを詳しく説明するとややこしいので、ここではザックリと、以下のように覚えておいてください。
ルート | 一番重要 |
3度 | メジャーかマイナーかを決める |
5度 | 安定感を出す |
Fの構成音は「F」「A」「C」
じゃあ、この「ルート」「3度」「5度」は、Fのコードではどの音に該当するんでしょうか。
結論からいうと、以下のとおりです。
ルート | F(6弦1フレット、4弦3フレット、1弦1フレット) |
3度 | A(3弦2フレット) |
5度 | C(5弦3フレット、2弦1フレット) |
つまり、Fの構成音である「F」「A」「C」の音が入っていれば、Fっぽく聞こえるわけです。
めちゃくちゃザックリした考え方ですけどね。
Fっぽく聞こえるコード、その名も「FM7」
お待たせしました。
いよいよ、Fっぽく聞こえるコードを紹介します。
それは「FM7」です。
FM7の構成音は「F」「A」「C」「E」
FM7の構成音は、以下のとおりです。
ルート | F(4弦3フレット) |
3度 | A(5弦0フレット、3弦2フレット) |
5度 | C(2弦1フレット) |
7度 | E(1弦0フレット) |
なんか7度っていうやつがいますね。
なので厳密にいうとFではないんですけど、Fの親戚みたいな感じで、まぁだいたいFっぽい感じの音が出ます。
試しに音を聞いてみましょうか。
Fはこんな感じ。
FM7はこんな感じ。
ちょっと違う響きに聞こえるかもしれません。
そんなときは、1弦をミュートしましょう。
人差し指の腹を1弦に触れさせてあげれば、ミュートできます。
鳴らすと、こんな感じ。
だいぶFっぽい響きですよね。
いきなり補助輪ナシで自転車に乗ろうとしない
また自転車の例えでアレなんですが、自転車って、補助輪をつけて乗っているうちにだんだん乗れるようになっていくものですよね。
いきなり二輪で乗ろうとしても転んでしまうだけ。
転んでばかりでは楽しくないし、ケガするかもしれません。
まずは自転車に乗っているという喜びを感じることが大事なんです。
ギターも一緒で、いきなりFとかいう難関に立ち向かう必要はありません。
まずは補助輪的にFM7を使って曲を弾ける楽しさを味わいつつ。ちょっとずつFに移行していけばいいんです。
Fを弾く練習はFを弾く練習で切り分けてやっていきましょう。