聴覚と触覚を鋭敏にする「暗闇練習法」を解説します。
  • なんか最近、ギターの練習がマンネリ化してる気がする
  • 同じフレーズをダラダラ弾いているだけで、いまひとつ上達を実感できない
  • なんだか狙い通りのニュアンスが出せず、芋くさい演奏になってしまう

このような方には、今回ご紹介する練習方法がぴったりかもしれません。
その名も「暗闇練習法」です。

今回は、暗闇練習法とはいったいどんなトレーニング方法なのか?いったいどんなメリットがあるのか?などを解説します。
あなたのギター練習に活かしていただけると幸いです!

暗闇練習法とは?

暗闇練習法とは、読んで字のごとく「暗闇の中で練習する」ということ。


つまり、部屋の電気を消して、カーテンも閉め切って、真っ暗闇の中でギターを練習すという意味です。
真っ暗なジムの中でボクササイズをする「暗闇エクササイズ」的なのも流行ってますよね。
ざっくりと、そういう感じのイメージだと考えていただければと思います。

「いやいや、真っ暗にしたら練習なんてできないのでは?」と疑問に思われたでしょうか。
もちろん、まったく初めてギターに触る方が暗闇の中で練習するのは、とても厳しいでしょう。
しかしある程度ギターに慣れてきた方であれば大丈夫。
具体的には、コードをいくつか暗記できていて、なんとなく感覚で押さえられるようになった方であれば、非常に有効な練習方法です。

また、完全に指板の位置などを暗記できていなくても大丈夫。
部屋の中を完全に真っ暗にしたとしても、少しずつ目が慣れてきて、何となくであれば指板やギターのボディが見えるようになります。

暗闇で練習するメリット

暗闇で練習することには、どんなメリットがあるのでしょうか。
得られるメリットは、主に以下3つです。

  1. 感覚が研ぎ澄まされる
  2. 気分転換になる
  3. 電気を点けたときにチート感を味わえる

    それぞれ詳しく解説します。

    【メリット1】指先の感覚や音のニュアンスに意識を集中できる

    普段の私たちは、視覚情報が溢れた世界を生きています。
    あなたがこの記事を読んでいるスマホやPCは、まさに情報を無尽蔵に出力してくれるデバイスですよね。
    視界から入ってくる情報の一切を遮断して練習に集中できるのは、非常に大きなメリットです。

    また、家の中ってどうしても散らかってしまうもの。
    脱ぎっぱなしの服とか、読みかけの本とか、そこらへんに転がってたりしませんか?(私だけかな)
    そうしたモノたちって、知らず知らずのうちに視界の中に入り込み、気を散らせる原因になるんです。

    暗闇にすれば万事解決。
    どんなに散らかっている部屋でも、一気に「無」の空間に変えられます。

    そうして目から入ってくる情報を遮断することで、相対的に、視覚以外の感覚が研ぎ澄まされます。
    すなわち、指が弦に触れている感覚(触覚)や、音のニュアンスを察知する感覚(聴覚)がいつもより鋭敏になるのです。

    【メリット2】気分転換になる

    気分を変えるための一番手っ取り早い方法は、環境を変えてしまうことです。
    見ず知らずの土地を旅したり、いつもと違う道を散歩したりするだけでも、脳みそのこれまで使っていなかった部分が刺激され、気分が変わります。

    部屋を真っ暗にして練習することで、普段と同じ空間にいながら、まったく違う環境に行ったかのような気分を疑似体験できます。
    気分が変わって、新鮮な気持ちで練習できるのです。

    私の場合、とくにブルージーなフレーズを練習するときなど、この練習方法を取り入れています。
    ブルース演奏者に思いを馳せながら練習していると、なんだか鳥肌が立ってくるんです。
    ぜひ、あなたの脳みそに新鮮な刺激を与えてあげてください。

    【メリット3】電気を点けたときにチート感を味わえる

    電気を消すと当然、視界が制限されます。
    よって、指板がしっかり見えないなど、練習をするうえでの不便が生じます。

    そんな環境下で練習し、次に電気を点けた瞬間、あなたは感動のあまりこうつぶやくことでしょう。

    「見える・・・!見えるぞ・・・!!」
    指板やボディがはっきり見える状態で練習できることが、こんなにもありがたいことだったとは。
    「視覚を頼りにしてギターを弾ける」というチート感を味わえるのです。

    さながら矯正ギプスのようなものですね。
    自分に負荷をかけるからこそ、成長できるのです。

    暗闇での練習を効果的にする3つのコツ

    暗闇での練習を効果的におこなうためのコツは、以下3点です。

    1. メトロノームと一緒に練習する
    2. ある程度フレーズを暗記してから練習する
    3. 予備のピックを何枚か用意しておく

      ひとつずつ見てみましょう。

      【コツ1】メトロノームと一緒に練習する

      暗闇練習法を実践する際には、メトロノームと合わせて練習するようにしましょう。

      まったくガイドがない状態だと、どうしても漫然とした練習になってしまいがちです。
      メトロノームというガイドをつけることで、暗闇練習に「道しるべ」ができます。

      普段は気づかないようなリズムのもたつきなどにも気づけるため、リズム感覚を鍛えるうえでも有効です。

      普段からメトロノームなんて使ってないよ!という方は、ぜひ手に入れることをオススメします。
      正確なリズムで弾けるようになると、ピッキングが安定するんです。
      とくに、速弾きのギターソロは、ピッキングの正確さが命。
      激しいプレイをしたい方こそ、メトロノームを使うべきです。

      私が使っているメトロノームはこちら。


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      【コツ2】ある程度フレーズを暗記してから練習する

      譜面を見なければ弾けないフレーズを練習する場合、暗闇練習法はまず不可能でしょう。
      暗闇では譜面が見えないからです。

      よって、暗闇練習法を実践する際には、ある程度譜面を見なくても弾けるようにしておく必要があります。
      といっても、完璧に弾けるようにする必要はありません(そもそも完璧に弾けるなら、そのフレーズを練習する必要はありませんね)。

      「詰まりながらでも何とか弾ける」という状態になっていればOKです。
      自分の脳内に浮かんでいるフレーズの記憶を辿りながら、手探りでいいので弾いてみましょう。

      【コツ3】予備のピックを何枚か用意しておく

      暗闇練習法を実践していると、途中でピックが落ちることがあります。
      このとき、毎回落ちたピックを探していては、練習が進められません。

      そのため、机の上やポケットの中などに、予備のピックを2~3枚ほどスタンバイさせておきましょう。
      オススメなのは、ポケットの中です。

      3枚以上ピックを落とすようなら、ちょっとピッキングに難があるかも。
      左手(サウスポーの方は右手)のトレーニングではなく、右手のトレーニングを優先した方がいいかもしれません。
      クロマチックスケールや単純なコード進行を弾きながら、右手にムダな力が入っていないかを確認しましょう。
      理想は「軽く握っているけれど、ピッキングしていてもズレない・落ちない力加減」です。

      まとめ

      今回は、暗闇練習法というトレーニング手法をお伝えしました。
      暗闇練習法のメリットは以下3つ。

      1. メトロノームと一緒に練習する
      2. ある程度フレーズを暗記してから練習する
      3. 予備のピックを何枚か用意しておく

      暗闇練習法の効果を上げるためのコツは、以下3つ。

      1. メトロノームと一緒に練習する
      2. ある程度フレーズを暗記してから練習する
      3. 予備のピックを何枚か用意しておく

      普段とは違う「暗闇」という環境で練習することで、普段とは違った発見があるはずです。
      ぜひ試してみてくださいね。

      他にも面白い練習方法を知ってるよ!という方は、ぜひTwitterやメールで教えていただけるとうれしいです。
      私もその練習方法を試してみたいです。

      それでは、今回も最後までお読みいただき誠にありがとうございました。
      引き続き、一緒にギターを愛していきましょう~!