ブリッジミュートをラクにカッコよく弾きこなすコツ【動画と図で解説】

ブリッジミュートってご存知でしょうか。

「なんとなく名前は聞いたことあるけど、イマイチ意味はわかってないんだよなぁ・・・」というあなたに朗報です。
この記事で、めちゃくちゃわかりやすく解説します。

「名前も意味も知ってて練習中なんだけど、イマイチカッコよく弾けないんだよなぁ・・・」というあなたにも、朗報です。
この記事で、カッコよくブリッジミュートを弾くコツを解説します。

本記事が、あなたの快適なブリッジミュートライフ(何だそれ?)のきっかけになれば幸いです。

ブリッジミュート=「ブリッジ」でおこなう「ミュート」

まずは「ブリッジミュート」っていったい何なのかを解説します。

ブリッジミュートという言葉を分解すると、「ブリッジ」+「ミュート」。
ブリッジ部分に手を置いた状態で弾くことで、音の伸びを抑制して演奏するテクニックです。
以下、「ブリッジ」と「ミュート」をそれぞれ解説しますね。

ブリッジ

ブリッジとは、ギターの弦とギター本体との間をつなぐ役割をもったパーツです。

「ブリッジ」は、弦とギター本体とをつなぐ役割をもったパーツです。

日本語では「駒」と呼ばれます。
ギターでは「ブリッジ」と呼ぶことが多いですが、お琴とかだと、よく「駒」って言いますよね。

ミュート

ミュートは、日本語でいうと「消音」。
つまり「音を消す」という意味ですね。

で、実はこの「ミュート」には2種類あります。

  1. 通常のミュート
  2. ブリッジミュート

    ここでは、通常のミュートについて説明してから、ブリッジミュートについて説明しますね。

    1.通常のミュート

    通常のミュートは、余分な音が鳴らないように消音するテクニックです。
    音を鳴らしたくない弦に、少し指を触れておくことでミュートします。

    とくに、ギターソロなど、単音のフレーズを弾くときには弾いていない弦のミュートが必須です。
    弾かない弦は必ず「ミュート」するクセをつけるようにしてください。

    ミュートがどれだけ重要なのかを、有名なギターフレーズを使って解説しましょう。

    以下は、Derek&the Dominosというバンドの代表曲「Layla」風のギターフレーズです。
    バンド名や曲名は知らなくても、このフレーズはきっと聴いたことがあるはず。

    このフレーズを弾くとき、ミュートをしないと、雑音が鳴りまくってしまいます。
    こんな感じ。う~ん、何を弾いているのかわかりづらくなってしまいますよね。

    2.ブリッジミュート

    ブリッジミュートは、通常のミュートとは異なり、音を完全には消しません。
    音自体は聞かせつつ、伸び(サスティーン)を抑制するテクニックです。
    サスティーンを抑制することで、重厚で疾走感のある印象を出すことができます。

    ブリッジミュートを使って、先ほどの「Layla」を弾くとこんな感じ。
    冒頭の「ダラダララララ~」の部分にブリッジミュートをかけています。

    どうやって弾いているかというと、手刀をブリッジに置いた状態で演奏してるんです。
    「手刀」とは、チョップするときに使う部分だと考えていただくとよいでしょう。

    ブリッジミュートでは、手刀をブリッジに置いてミュートをかけます。

    ピッキングする側の手の手刀で軽くミュートしながら、ピッキングをおこないます。
    完全に消音しないので、クルマでいう「半クラッチ」みたいな感じです。
    だからまぁ、半ミュートみたいな感じですね。音の伸びを消すイメージです。



    では、このブリッジミュート、いったいどんな場面で使うのでしょうか。

    続いては、ブリッジミュートの効果的な使いどころを、名曲を例に挙げながら解説しますね。

    ブリッジミュートの使いどころ

    ブリッジミュートの効果的な使いどころは、主に以下3つです。

    1. ギターリフ
    2. バッキング
    3. ギターソロ

      それぞれ具体例とともに解説します。

      1.ギターリフ

      ギターリフでブリッジミュートを使うと、ギターリフに疾走感重厚感が出ます。

      ギターリフって何?という方は、こちらの記事が参考になると思います。

      >>ギターリフの意味や効果・具体例を名曲と一緒に解説

      ギターリフの意味や効果・具体例を名曲と一緒に解説

      とくに低音弦(5弦・6弦)との相性はバツグンです。
      たとえばこんな感じ。

      2.バッキング

      バッキング、つまり伴奏に使うのも効果的。
      独特の疾走感が出せます。

      ギターボーカルがコード弾きをするときに使うケースが多いですね。
      ギターが抑制されるため歌のメロディーが際立つのと、サビでミュートを外したときに落差を演出できるので、Bメロとか大サビの前のバッキングで使われるケースも多いです。

      3.ギターソロ

      ギターソロ、とくに駆け上がりフレーズに使うと、スピード感が増します。
      駆け上がりフレーズとは、低音から高音まで一気にかけあがるようにして弾くフレーズのことです。
      速弾きの貴公子こと、イングヴェイの演奏を聴いてみましょう。再生直後の1秒くらいで終わってしまうフレーズです。



      あー、どれもカッコイイ。

      ブリッジミュートを試してみたくなってきましたよね!

      お待たせしました、続いて「ブリッジミュートをカッコよく弾くためのコツ」を解説します。

      ブリッジミュートをカッコよく弾く3つのコツ

      ブリッジミュートをカッコよく弾けるようになるために、まずは「ブリッジミュートはなぜカッコイイのか」を考えてみましょう。

      私が思うに、ブリッジミュートのカッコよさは「重厚感」+「疾走感」で構成されています。
      「ブリッジミュートの使いどころ」の解説中でも、何度も「重厚感」やら「疾走感」といったキーワードが出てきましたよね。そういうことです。

      では、重厚感と疾走感を出すためにどんなことを意識して練習するとよいのでしょうか。

      意識していただきたいポイントは、全部で3つあります。

      1. 右手は「弦の反動を感じる位置」に置く
      2. アクセントをしっかりつける
      3. ピッキングは「母指球をギターのボディにぶつけるイメージ」でおこなう

        ひとつずつ解説しますね。

        1.重厚感を出すために

        重厚感を出すためには、右手(ピッキングする側の手)を置く位置が重要です。

        【コツ1】右手は「弦の反動を感じる位置」に置く

        手刀をブリッジに載せて弾くのですが、置き場所はけっこう重要です。
        ブリッジ側に寄せすぎると、手刀が弦に触れる部分が少なくなり、ほぼミュートされなくなってしまいます。
        反対に、ヘッド側に寄せすぎると、弦の振動を抑えすぎてしまい、音が聞こえなくなってしまいます。

        目安としては「弦を弾いたときに少し、弦からの反動を感じる」くらいの位置がベストです。
        ここは体感で覚えていきしょう。
        MT車の半クラッチみたいなもので、一度身体で覚えてしまえば、無意識にちょうどよいポイントを探り当てられるようになります。

        2.疾走感を出すために

        疾走感を出すために意識していただきたいポイントは、2つあります。

        【コツ2】アクセントをしっかりつける

        疾走感を演出するために、アクセントをしっかりつけて弾きましょう。
        アクセントとは、音の強弱のこと。
        メリハリのある演奏を意識してください。

        ほとんどの場合、拍のアタマ(最初の音)にアクセントをつけるように意識すると、カッコよくなります

        だっだっだっだっ、だっだっだっだっ」というようなイメージ。
        声に出して、ノリを身体で覚えるのも有効な練習方法です。

        【コツ3】ピッキングは「母指球をギターのボディにぶつけるイメージ」でおこなう

        疾走感を出すためには、素早くダウンピッキングをおこなう必要があります。
        よく言われるのは「ズクズクと刻むような感じ」という表現。

        これだとちょっとわかりにくいという方は「親指の母指球をぶつけにいく」とイメージしていただくのがオススメです。

        ブリッジミュートで疾走感を出すためには、母指球をギターのボディにぶつけにいくようなイメージでピッキングするとよいです。

        アコギでも弾ける

        アコギでもブリッジミュートはできます。
        「できます」っていうか、普通にカッコよくなります。

        とくに、アコギ特有の使い方としては、「箱鳴り感を活かして、レイドバックしたニュアンスを出す」というものがあります。
        ちょっと何言ってるかわからないと思うので、まぁ動画を観てみてください。
        普通にズクズク刻む感じのブリッジミュートだけでなく、ちょっと巻き戻し再生したときみたいな(?)ニュアンスが出せるんです。

         

        まとめ

        今回は、ブリッジミュートについて解説しました。
        ブリッジミュートができるようになると、音のニュアンスを自在にコントロールできるようになり、表現の幅が広がります。
        ぜひ練習してみてください。

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        今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
        引き続き、一緒にギターを愛していきましょう~!