ハーモニクス奏法って何?弾き方・やり方(タッピングetc.)解説!

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名前はよく聞く「ハーモニクス」。
「ナチュラルハーモニクス」とか「タッピングハーモニクス」とか、なんとなく聞いたことはあるけど、どんなテクニックなんだろう…?

この記事では、ハーモニクスの鳴らし方・コツをじっくり解説!ハーモニクス奏法習得のヒントになるかと思います。

あなたのギター演奏に彩りを加えるこのテクニック、ぜひ一緒に習得していきましょう!

ハーモニクスってなんや

ハーモニクスっていうのは、倍音のこと。普通に鳴らす音に比べ、周波数が倍になっている音です。一般に、周波数が高いほど高音になります。よって、ハーモニクスの音は、普通にフレットを押さえて鳴らす音に比べて数オクターブ高い音となります。

ハーモニクスの種類

ハーモニクスとひと口に言っても、実は大きく3つの種類があります。それぞれ見てみましょう。

ナチュラルハーモニクス

普通に「ハーモニクス」という時には、この「ナチュラルハーモニクス」を指すことが多いです。まぁ「ナチュラル」ってついてますし、いかにも「普通」っぽいですよね。

鳴らし方

1、左手の指をフレット線の真上の位置で弦に触れさせます

2、右手で弦をピッキングすると同時に左手を離します

3、「ぽわ〜〜〜ん」という高音が鳴ります。

コツ

まず、ナチュラルハーモニクスが鳴りやすいスポットを覚えておきましょう。

5フレット、7フレット、12フレットの3つです。

特に鳴りやすいのが12フレット。次が5フレットかな。

なので、まずは12フレットで感覚を掴んでみましょう。

一度、指を弦に触れさせたまんまでピッキングしてみましょうか。

高音が鳴りますね。じゃあ次は、ピッキングした直後に左手を弦から離してみましょう。

さっきよりちょっと大きい音が鳴りませんでしたか?

ナチュラルハーモニクスで大切なのは、ピッキングと指離しのタイミング。ピッキングの直後に指を離しましょう。「ぽわ〜〜〜ん」の「ぽ」のうちの「p」でピッキングして、「o」で指を離して、「わ〜〜ん」でハーモニクスが鳴る、みたいなイメージです。

12フレットで上手に鳴らせるようになったら、5フレット、7フレットと進出していきましょう。

タッピングハーモニクス

バチコーーーンっと指板をぶっ叩いて鳴らすハーモニクスです。タップ=叩くですね。ナチュラルハーモニクスよりもタイトな音が鳴ります。また、指板を叩く音が加わるため、リズムが出せるのも特徴です。

鳴らし方

1、フレット線の真上に狙いを定めます

2、右手の人差し指もしくは中指の側面に意識を集中させます

3、右手でフレット線を勢いよく叩いて、すぐに離します。

4、「バチッ」という乾いた音と「ぽわ〜〜〜ん」という高音が鳴ります。

コツ

鳴りやすいスポットは、ナチュラルハーモニクスと同様に5フレット、7フレット、12フレットです。

これも、12フレットが最も鳴らしやすいような気がします。

最初に、「指のどの部分で叩くのか」を確認しておきましょう。

中指で叩く場合は、指をこんな形にしておくと、きれいにヒットさせることができます。

タッピングハーモニクスを鳴らすときの手の形です。

人差し指で叩く時に比べ、手首を捻らなくても済みます。

叩いて離す、この時のイメージは「高温のものを触って『アチッ』と手を離すような感じです。一瞬ですね。アチッアチッと言いながら練習してみると良いかもしれません。

ピッキングハーモニクス

上記2つとは少し趣が異なり、エレキギターで多用されるハーモニクスです。

ピッキング直後に右手の親指を弦に触れさせて鳴らします。

「ぎょえぇぇぇ」という、エレキ特有の歪んだ音を出す際によく使われます。

動画

▽ピッキングハーモニクスにつきましてはこちらの記事をご参考になさってください。

【エレキ特有のギュイーン】ピッキングハーモニクスの原理・コツ

難しいですが、習得してしまうとめちゃくちゃギターが楽しくなります。

まとめ

ここまで、ハーモニクスについて解説をしてきました。

簡単にまとめますと、

ハーモニクスとは

普通に弦を押さえて鳴らす音よりも数オクターブ高い「ぽわーーん」とした音。

ナチュラルハーモニクス

フレット線の真上で弦に指を触れさせ、ピッキング直後に離して鳴らすハーモニクス。

タッピングハーモニクス

フレット線を右手の指で叩いて鳴らすハーモニクス。

ピッキングハーモニクス

ピッキング直後に親指に弦を触れさせて鳴らすハーモニクス。

こんな感じでした。

ハーモニクスを使うと、「え、今のなに?」みたいな感じで注目を集めることができます。なんとなく魔法使い感のあるこのテクニック、自由自在に使いこなしてギターの新たな可能性を探っていきましょう!

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

引き続き、一緒にギターを愛していきましょう!