「いざギタ」へようこそ!
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・コードがぜんっぜん押さえられない!
・ちゃんと押さえているのにビリビリ鳴る!
・押さえちゃいけない弦にも指が当たってしまう!
・とにかく、指がめちゃくちゃ痛い!!

そんなお悩みをお持ちのあなたに、コードを押さえる際に意識していただきたい5つのポイントをご紹介していきます。

【ポイント1】フレットのすぐ左を押さえる

「フレット」とは、ギター の首の部分に打ち込まれている金属の線のこと。
ヘッドに近いものから順に「1フレット」「2フレット」「3フレット」・・・と数えます。

でも、たとえば「3フレットを押さえてください」と言われたとき、左から3本目のフレットを押さえてはいけません。
ちょっと混乱しそうですが、3フレットの少し左の、平らになっている木の部分を押さえる必要があるんです。

これは、ギターの弦には「端に壁があると綺麗な音が鳴る」という習性があるから

下の図を見てください。

フレットのすぐ左を押さえることで、フレットが壁の役割を果たしてくれるんですね。

「〇〇フレットを押さえる」というのは、「〇〇フレットの『少し左』を押さえる」という意味だと考えてください。

【ポイント2】ネックの表裏から「点と点」で挟み込む

「握力が足りないから、しっかり押さえられない・・・」
いえいえ、大丈夫です。
そんな方は「ネックの表裏から、点と点で挟み込む」という意識をもって弦を押さえてみてください。

ここでは、Emを例にしましょう。

握りこむのではなく・・・

中指と親指、薬指と親指とで、それぞれ5弦・4弦を挟み込むイメージをするほうが、しっかりと押さえられます。
これが「点と点」での挟み込みです。

中指・薬指のうち、より音が鳴りにくい方の指先に意識を向けると良いです。

他のコードについても同様のイメージを持っていただくと、非常に押さえやすくなります。
このように、親指と他の指でネックを挟み込む押さえ方は「クラシックフォーム」と呼ばれます。

なお、ネックを握りこみ、親指を上に出す押さえ方を「シェイクハンドフォーム」といいます。
握手しているように見えるからですね。
親指で6弦を押さえたりミュート(消音)したりできる便利なフォームで、私も愛用しています。

ただ、弦を押さえる感覚を掴むためにも、最初は「クラシックフォーム」での練習がオススメです。

まずはクラシックフォームで、「親指とその他の指でネックの表裏を挟み込む」意識をして練習しましょう。

【ポイント3】指を立てて「1点集中」で押さえる

弦は、指の先端の1点で押さえるようにしましょう。
たとえば中指であれば、以下の図の部分で押さえます。

この1点に強く意識を向けてください。
先ほどの「クラシックフォーム」とも関連しますが、「点」を強烈に意識していただきたいのであえて項目を分けました。

これを意識するメリットは以下2つです。

・弦に力が伝わりやすくなる
・別の弦に指が触れるのを防ぎやすくなる

具体的に見てみましょう。

先ほど同様Emを押さえるときを例にします。
「点」を意識できていないと・・・

力が伝わりにくいだけでなく、薬指が3弦に当たってしまっています。
これでは、3弦の音は鳴りません。

「点」を強く意識すると、

爪先立ちのような形になり、力も伝えやすく、隣の弦に触れてしまうこともありません。

「点」を強烈に意識して、弦を押さえている指の面積をできる限り小さくしてあげてください。

【ポイント4】この痛みは2か月で消えると知る

まぁ音は鳴るにしても、とにかく指が痛い。痛いんですよね・・・。

「一生この痛みに耐えなあかんのか…?」
「もしかして俺の押さえ方間違ってんのか?」

大丈夫、絶望する必要はありません。
その痛みは、2ヶ月で消えます。

別に、痛すぎて麻痺してくるわけではありません。
痛みを感じなくなるのは、ギターを弾いているうちに少しずつ、指の皮が厚くなってくるからです。
また、力の入れ方がわかってきて、力いっぱい押さえなくても済むようになる、という理由もあります。

筋肉やペンだこに見られるように、人間の身体は「よく使う部位が次第に発達する」という特徴があります。
視力が悪くなるのも、目を酷使することで水晶体が発達して分厚くなり、柔軟性を失うことが原因です。

指先の皮についても同様で、硬い鉄の糸を押さえ続けるうちに、ちょっとずつ分厚くなっていきます。
私のこれまでの統計上、だいたい50時間ほどギターを練習すると、この現象が現れる傾向にあるようです。
毎日1時間練習したとして、2ヶ月ほどですね。
このことについては、以下の記事でもう少し詳しくお話しています。

▽コード押さえるとクソ痛い!ギター初心者の「指先痛」原因と対策
https://yonaren.com/fingerpain.html

痛みはしょせん2ヶ月で消えます。
指の皮を厚くするために、今は我慢のときです。
指が痛く無くなる未来を思い描きながら練習し続けることも、コードを押さえる際のコツといえるでしょう。

【ポイント5】基本の指使いに慣れておく

コードの押さえ方を調べていると、「なんでこんな押さえづらい指使いやねん!」とツッコミたくなることがあるかと思います。
例えばGとか。

①基本の押さえ方

②合理的っぽい押さえ方

②でええやん!と思いますよね。
①ってなんでわざわざ小指使うねん、と。
私もそう思って、しばらくは②の押さえ方をしていました。

でも、一見不合理な①がスタンダードなのには、ちゃんと理由があります。
それは

  • コードチェンジが容易
  • 装飾音が入れやすい

というものです。
それぞれ具体的に見ていきましょう。

【理由1】コードチェンジが容易

例えば、G→Cのコードチェンジを考えてみましょう。
②のフォームでGを押さえていると…

全指大移動で大変です。

①のフォームなら

楽チンですね。

【理由2】装飾音が入れやすい

装飾音」とは、聴き手を「おっ⁉︎」と思わせるオマケ的な音のことです。

①のフォームだと、人差し指が自由に使えます。
そこで、2弦をピロピロしたり

3弦の音を足したりできますね。

基本とされている押さえ方には、一見理不尽に思えてもやはり、合理性があります。
騙されたと思って、まずは基本のフォームを練習してみることをオススメします。

コードを押さえるコツを学ぶのにオススメの本

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まとめ

ここまで、ギターのコードを押さえる際に意識すべきポイント5つをご紹介してきました。

その5つとは

  1. 押さえる位置は、フレットのすぐ左
  2. ネックの表裏から「点と点」で挟み込む
  3. 弦を押さえる指は1点集中
  4. 指の痛みは2ヶ月で消える
  5. 基本の指使いは合理的

でした。

これらを意識することで、練習中のコードがきっと押さえられるようになります。

コードが弾けるようになれば、ギターの楽しさは大きく加速します。
ぜひ楽しい未来に向かって練習していきましょう!

それでは、最後までお読みいただきましてありがとうございました。

引き続き、一緒にギターを愛していきましょう!