
「いざギタ」へようこそ! ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
今日もどうぞゆっくりしていってください。
ギターを練習していて、何度トライしても弾けないフレーズがあると「自分にはムリなのかな・・・」と落ち込んでしまいますよね。
でも大丈夫。
あなたに足りないのは、才能ではありません。
足りないのは、圧倒的な「聴き込み」です。
圧倒的な聴き込みをすることで、憧れのフレーズをモノにできる可能性がグッと高まります。
さぁ、正しい聴き込み方を覚えて、ずっと弾きたかったあのフレーズをマスターしちゃいましょう。
ギターの練習は「聴く」「歌う」「弾く」の順でおこなう
ギターを練習する際には、以下のステップを踏むことが大切です。
1.まず弾きたいフレーズをしっかり聴き込む 2.次にフレーズを口で歌う 3.最後にギターで弾く |
なぜこの順番が大切なのかを、以下で解説します。
歌えないフレーズは弾けない
ギターでフレーズを弾く際には、頭でイメージしたリズムをギターで再現しますよね。
無意識でフレーズを弾けるようなギターの達人はこの記事を読んでいないと思うので、ここでは無視します。
フレーズを頭で意識するということは、音程はともかくとして、少なくともリズムだけは正確になぞれていなければなりません。
つまり、少なくともリズムだけでも、歌って再現できる状態になっている必要があるということです。
今あなたが練習しているフレーズを思い浮かべて、歌って再現してみてください。
「たんたんた~~~ん、たんったん、たん~」みたいな感じで、リズムだけで大丈夫です。
どうでしょうか。
案外歌えないことにビックリすると思います。
歌えないということは、そのフレーズのリズムをしっかりと捉えられていないということです。
よって、まずは「歌えるようになること」から目指していく必要があります。
聴き込んでいないフレーズは歌えない
じゃあどうやって歌えるようにするのかというと、しっかり聴き込むことが大切なんです。
歌えないということは、リズムを正確にイメージできないということ。
つまり、そのフレーズにあなたの脳ミソが馴染んでいないということです。
そして、脳ミソをフレーズに馴染ませるための手段が、とにかくそのフレーズを意識して聴き込むことなんです。
漫然と聞いているだけでは「聴き込む」とはいえません。
音の輪郭やリズムの起伏が頭の中にありありとイメージできるくらい、神経を集中させて聴き込みましょう。
そうすることで、少しずつフレーズが脳ミソに染みこんでいき、歌えるようになるのです。
歌えるようになるためには「イヤホン」で「リピート」して聴く
では、神経を集中させてフレーズを聴くにはどうすればよいのか。
その方法は「イヤホンを付けて、何度もリピートしてそのフレーズを聴くこと」です。
というわけで、オススメのアイテムを紹介します。
【イヤホン】ノイズキャンセリングがオススメ
フレーズを脳ミソに染みこませるうえで、イヤホンは強力なアイテムです。
とくにノイズキャンセリング機能付きのイヤホンは圧倒的に便利。
なぜなら、ノイズキャンセリングの付いているイヤホンは、周囲で鳴っている雑音を遮断し、フレーズに集中させてくれるからです。
私が使っているのは「AirPods Pro」。
ノイズキャンセリング効果が抜群です。
もう少し安く買うなら「Soundcore Liberty 4」もオススメ。
Air Pods Proの半額くらいで買えるのに、ノイズキャンセリングの精度が高いです。
もちろん、今お手持ちのイヤホンやヘッドホンがあるのなら、あえて買い替える必要はありません。
もしイヤホンやヘッドホンを持っていないのであれば、この機会に買っておく方がよいと思います。
【リピート】耳コピ用アプリがオススメ
特定のフレーズをリピートして聴くためには、耳コピ用のアプリを使うのがオススメです。
任意の場所を繰り返し再生しやすいだけでなく、再生速度の調整なんかもできちゃいます。
速弾きのフレーズや複雑なフレーズなどは、再生速度を落としてリピート再生すると、めちゃくちゃわかりやすくなります。
iPhoneを使っている方にオススメのアプリは、こちら。
「耳コピー」っていう、もうそのまんまの名前のアプリです。
mimiCopy
Androidを使っている方にオススメのアプリは、こちら。
Audipo
個人的には「mimiCopy」が使いやすくてオススメなんですが、以下2つの欠点があります。
- Android版がリリースされていない
- 800円の有料アプリ(ダウンロードするには課金が必須)
なので、Androidユーザーの方や、iPhoneユーザーだけどお金を払いたくない方は、Audipoを試してみるとよいでしょう。
聴き込みを制するものはコピーを制す
今回は「ギターで好きなフレーズを弾くためには、その前段階として聴き込みがめちゃくちゃ重要だ」というお話をしました。
同じフレーズを聴き込むことで、コピーがしやすくなるだけでなく
「あ、このフレーズはピッキングハーモニクスを入れてるな!」 |
とか、
「このフレーズ、楽譜ではこのリズムで書いてあるけど、実際にはちょっと違うかも?」 |
といった発見を得られたりもします。
そうなると、音に対する感度も高まっていく(いわゆる「ギター脳」が育っていく)ので、より一層ギターの上達が加速します。
この記事があなたの楽しいギターライフの参考になれば幸いです。
引き続き、一緒にギターを愛していきましょう~。