【独学or教室】ギター初心者が上達するのはどっち?【限界と可能性】

 
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ようこそお越しくださいました。

ギター大好きサラリーマンの、四七廉太郎(よなれんたろー)と申します。

独学にするか、習いに行くか…ギターに限らず、新しく何かを始める際、こうした悩みはつきものですよね。

ギターって独学でも上達することはできるんかな? 教室に通う意味って何なんやろ?

この記事は、こうしたお悩みをお持ちのかたに向けて書きました。独学・教室のメリットを具体例と一緒に5つずつ挙げているので、きっとあなたの判断の助けになると思います。ぜひ、ご自身の性格や状況と照らし合わせて考えていただき、あなたにぴったりの選択をしてくださいね!

独学のメリット

お金が節約できる

独学の1番のメリットとして、お金がかからないことが挙げられます。自分で練習するため、月謝等が不要で、教室に通うための交通費もかかりません。

多くの教室で、1回あたり45〜60分のレッスンを月4回受講で1万円前後の月謝がかかります。1年間で12万円と考えると、なかなかの出費ですね。独学することでレッスン費用ぶんのお金が浮き、金銭面での自由度が上がります。

節約できたお金を積み立てて、より良い楽器や機材を買うこともできます。他の趣味に使ったり、生活費に充てることもできますね。

独学の1つ目のメリットは、最小限の出費で練習ができるという点です。

時間に縛られない

忙しい社会人にとっては、時間の使い方を自分で決められるという点も大きなメリットです。

教室でのレッスンは、大きく分けて
「曜日や時間帯が固定されているもの」「1回のレッスンごとに予約を取るもの」
の2種類があります。後者の方がより自由度が高いですが、いずれにせよあなたと先生の予定を合わせ、その時間帯にレッスンを受ける必要があります。

そのため、レッスン直前に都合が悪くなったときに困ってしまいます。多くの教室がキャンセル制度を設けてはいるものの、何度もレッスン日を調整しなおすのは迷惑がかかるので気がひけてしまいますね。

思わぬ残業や急な飲み会、ご家庭の用事などにも柔軟に対応できます。天気や体調が悪いときにわざわざ教室まで行かなくても済みます。これが独学の2つ目のメリットです

先生との相性に左右されない

独学ですと、先生との相性を考える必要もありません

教室に通う場合、ご自身と相性がぴったり合う先生に出会えるかは運次第です。先生によって、それぞれプレイスタイルの得意・不得意やジャンルの好き嫌いがあります。そのため、あなたの好きなジャンル・曲をあなたと同じくらい熱心に聴き込んで教えてくれるかはわかりません。

また、ギター講師はあくまでも「インストラクター」であって、必ずしも「教育者」ではないという点も無視できません。つまり、ギター講師は必ずしも人間的に成熟したかたばかりだとは限らないということです。

音楽家としてのプライドが空回りし、無意識のうちに生徒に偉そうに接してしまう先生も少なくありません。先生を人間的に信頼できるか否かは、特に練習初期においてはモチベーションに大きく関わる要素です。独学の場合は、人間関係によってやる気が低下してしまうという心配は皆無です。

このように、先生との音楽的趣向・人間性の不一致に気を煩わせる必要がないという点も、独学のメリットです。

やりたいことだけできる

一人で練習するため、あなたのやりたいメニューだけに集中することができます。

教室に通った場合、ご自身の弾きたい曲だけを好きなように練習できることは、まずありません。汎用的な技術を身につけられるよう、基礎練習をする場面も必ず出てきます。

リズム感強化のための練習やピッキングの基礎練習があったり、時には好きではないジャンルの練習をすることもあります。これらによってフラストレーションが溜まり、ギター自体が嫌いになってしまうことも考えられます。

ひたすら自分のやりたい練習だけを自分の好きなように続けられるという点は、独学ならではといえます。

探求型の練習ができる

先述のように「やりたい練習だけができる」ということは、「自分の好きな曲やアーティストだけに時間を注ぎ込める」ということです。自分の好み・好奇心を軸に練習していくので、より深掘りした練習がしやすくなります

教室に通うと、ある程度全般的な知識・技術が教えられます。また、先生の得意なジャンルや好きなプレースタイルによっては、あなたが求めるレベルのレッスンが提供されないこともあり得ます。当たり前のことですが、あなたがあるアーティストの熱狂的なファンであれば、先生よりもあなたの方がそのアーティストに対する情熱が強い可能性が高いからです。

例えば、私はジミヘンというギタリストが大好きです。仮に私が、イングヴェイ好きの先生にギターを習ったとしたらどうでしょうか。先生としてはどうしても、生徒にもイングヴェイ風の速弾きを伝授したくなってしまうものです。ジミヘンの出す音のニュアンスや弾くときの仕草まで徹底的に研究するようなレッスンにはならないわけです。

これは極端な例ですが、同じようなことは往々にして起こります。自分の「好き」をより深く掘り下げられるのは、独学の強みです。

習うメリット

時間が節約できる

先生に習うメリットは、なんといっても「成長が早い」ということです。

教室では、生徒がやりたい練習だけでなく、地味な基礎練習も教えてくれます。多くの方にとって、基礎練習は面倒で避けたいものです。しかし、基礎が身につくことで、その後の成長速度に圧倒的な差が生まれます

例えば、私は中学2年生の夏に独学でギターを始め、高校の3年間は近所の教室に通いました。ここでは、先生のイニシャルを取って「Y先生」とします(よな先生ではありません)。

Y先生は私に、メトロノームと合わせた練習の重要性やギターソロでの息継ぎの大切さを教えてくれました。このおかげで、曲のコピーが格段に早くできるようになりました。

また、頭でイメージした音をギターで表現することも、少しずつできるようになっていきました。地味な練習を通じて身に着けた基礎力は、今なお私の大きな財産となっています。Y先生には、心から感謝しています。

長期的に見た際に早く・確実に上達できる、というのが先生に習うメリットの1つ目です。

練習を継続する習慣がつく

教室でギターを習うと、日々の練習が習慣づくのもメリットです。

教室で習い始めると、目的に応じた練習曲を紹介されることがよくあります。たとえば、ピッキングの精度を上げるための弦飛ばしトレーニングのように。ちなみに、こうした練習曲のことを「エチュード」と呼んだりします。ピアノだと「バイエル」と呼ばれることが多いですね。

こうした練習曲は、弾きなれていないと、機械的な音の羅列のように聴こえてしまいます。逆に、弾きなれると滑らかで心地よい、立派な曲になります。自分自身がこの変化に気づく以上に、先生はこの変化を見逃しません。練習をサボったか熱心に取り組んだかがすぐにバレてしまいます。

練習不足がバレてしまう気まずさ、もしくは、頑張りが認めてもらえる嬉しさが原動力となって、練習の習慣がつきやすくなります。これも、先生から習う際のメリットです。

新しい音楽に出会える

先生の聴いてきた音楽や好きなジャンルに影響を受けられることも、ギターを習うことのメリットです。

ギター講師は、音楽で収入を得ている「プロ」の音楽家です。彼らには、これまでの音楽活動や指導経験から醸成されたバックボーンがあります。これを教えてもらうことで、あなたの音楽的趣向に奥行きが増します

私の好きなギタリストの1人に、パットメセニーという人がいます。高い位置に構えたフルアコとボサボサのパーマヘアーが特徴的な、フュージョン界の大御所ギタリストです。彼を知ったのは、Y先生の影響でした。その流れでジャズの楽しさを知ったのも先生のおかげ。指弾きに興味を持ったのも、クラシックギターを始めたのも先生の影響です。

ジミヘンに夢中だった高校生の私が、まさかお小遣いを貯めてクラシックギターを買うことになるなんて夢にも思いませんでした。音楽性に奥行きが出て、その後の音楽趣向にも影響が生じる。これも、先生から習うことによって得られるメリットです。

独学できる力が身に付く

先生に習うという経験をすると、独学をする際にも役立ちます。ギターの基礎が身に付くのは先述のとおりですが、同時に「練習の進め方」も身に付くからです。

レッスンで教えてもらう曲やフレーズには限りがあります。でも、それを通して「弾けないものを弾けるようになるための過程」を習得することができます。

例えば、私はY先生から、Mr.BIGの「Addicted to that rush」という曲の弾き方を習いました。イントロのギターリフから高速フレーズが目白押しで、楽譜を見た瞬間に「これは無理やろ…」と思いました。特に、タッピングというテクニックが使われていて、先生のお手本を見ても何が起こっているのか理解不能。

しかし、そんな無理ゲー曲でも、しっかり譜割を意識してメトロノームに合わせて練習することで攻略できました。このことを学べたのは、非常に大きい経験です。再び独学に戻った今でも、このときY先生に教わった「ゆっくり丁寧に練習していく」という練習方法を使って、新しく練習する曲に立ち向かっています。

出会いがあれば必ず別れがあります。先生との出会いにおいてもこれは変わりません。先生から習ったことを自分の財産として吸収することで、教室を辞めた後の独学の可能性も広がります

積み上げ型の練習ができる

独学のメリット「探求型」に対し、先生に習うメリットは「積み上げ型」といえるかと思います。

先生は、毎回のレッスンごとに少し難しい課題を与えてくれます。これがマイルストーンとなって、あなたのギター演奏をステップアップさせてくれるのです。

何人もの先生を教えてきた先生は、生徒のタイプごとに「どのような練習をすれば上手くなるのか」を知っています。生徒ごとに、レベルにあったカリキュラムを考えてくれます。

例えば、私がはじめて指弾き(アルペジオ)に挑戦したとき、Y先生はまず「親指で6弦、人差し指で3弦、中指で2弦、薬指で1弦」の順にゆっくりのメトロノームに合わせて鳴らしていく練習を教えてくれました。当然、初日でうまくいくわけはないので、これが宿題になります。1週間後のレッスン時には、この練習がどのくらい定着しているかをチェックしてもらった後に、「親指で6弦、中指で2弦、人差し指で3弦、薬指で1弦」のパターンを組み合わせて弾く練習。これを通して、ちょっとずつ指弾きの感覚を掴ませてくれたのです。

少し背伸びをすれば届くくらいの絶妙な課題を出し、できることを積み重ねていくことで成長させてくれる。これは、独学では難しい、先生に習うことによるメリットです。

まとめ

ここまで、ギターの独学・教室、それぞれのメリットを5つずつ挙げてきました。

それらは、

【独学】

・お金が節約できる

・時間に縛られない

・先生との相性に左右されない

・やりたいことだけできる

・探求型の練習ができる

【教室】

・時間が短縮できる

・練習を継続する習慣がつく

・新しい音楽に出会える

・独学できる力が身に付く

・積み上げ型の練習ができる

でしたね。

私自身は、高校生という多感な時期に、尊敬できる先生にギターを習うことができてほんまによかったな〜と思います。習っていたのはもう10年以上も前ですが、Y先生から受けた影響は今なお私の根底に流れているからです。

これは、先生の知識・技術が優れていたこともありますが、それと同じかそれ以上に、「この先生みたいに弾けるようになりたい、この先生と一緒にギターが弾きたい!」と思わせてくれる、人間的にも魅力的な先生に出会えたことが大きいのだと思います。

この記事を読んで「教室に通ってみようかな」と思われたかたには、ぜひ「この先生に会いたい!」と思えるような素敵な先生を探していただきたいです。色々な教室で体験レッスンが実施されています。このような機会は、積極的に使ってください。

通うのに苦にならない程度であれば、多少の交通費を払ってでも、人間的に信頼できる先生に習うべきです。ギターを始めたばかりのかたにとっては特に、先生への信頼感がギターの上達度に大きく影響するからです。

独学にせよ教室に通うにせよ、みなさまが楽しく長くギターに打ち込めることを、心から願っています。ぜひ、ご自身にぴったり合う方法を見つけて、ギターを一生の趣味にしてください!

長くなりましたが、最後までお読みいただきましてありがとうございました。

これからも一緒に、ギターを愛していきましょうね!

 

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