ギターのおかげで39歳差の友人と出会えて、人生の楽しさが増した

「いざギタ」へようこそ!
今日もどうぞゆっくりしていってください。

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先日、ギターをやっていて本当に良かったなと思った出来事があったので、共有させてください。
それは、YouTubeを通じて出会ったお友達の家で一緒にギターを弾いたことです。
お友達の名前は「マタミューン」さんと言います。

友達と出会ったきっかけは「YouTubeへのコメント」だった

マタミューンさんとの出会いは、彼がYouTubeに投稿していた「ヒア・カムズ・ザ・サン」(ビートルズの曲)のカバー動画がきっかけでした。

動画を観て「むっちゃジョージハリスンそっくりなギターを弾くおじさんがいる!!」と仰天した私は、コメントを書き込みました。
そのコメントに返信をいただき、なんだかんだで私の動画もご覧いただいたりする中で、次第に親交を深めていきました。

これまで数回、彼のお家にお邪魔し、セッションさせていただいています。

▼初回

▼2回目

▼今回

素敵な弾き語りでリードしていただけるおかげさまで、毎回楽しくソロを弾けています。

友人とのセッションの中で気づいたこと

そんなセッションの中で気づいたことのうち、ぜひあなたにも共有したいと思ったことを3つ挙げます。

1.アドリブを弾けると、ギターの楽しみが広がる

2.好きなモノをとことん好きでいるのは、尊い

3.自分を気にかけてくれる人がいるのは、幸せ

それぞれ見ていきましょう。

1.アドリブを弾けると、ギターの楽しみが広がる

アドリブでソロを弾けるようになると、ギターの楽しみが一段と広がります。

アドリブの魅力は「綿密に打ち合わせをしなくてもセッションできる」という手軽さです。
また、それ以上に大きなメリットとして「相手の演奏に意識を向けられる」という点が挙げられます。

決まったフレーズを弾く場合、どうしても「ミスしないように・・・」と、自分の手元や音に意識が集中してしまいがちです。
対してアドリブの場合は、相手の演奏を聴いて、そこからイマジネーションや着想をもらってフレーズをひねり出します。
結果として、演奏や表情といった相手のアウトプットに、より意識を向けられます。

これは、ギターのモチベーションが下がっている方には、何としてでも体験していただきたいなと思っています。
そのため、アドリブを弾くためのコツや練習方法については、また別の記事を書くつもりです。

2.好きなモノをとことん好きでいるのは、尊い

人は誰しも「好きなモノ」をもっていますよね。
その「好き」をとことん追及することは、人生の彩りに直結します。

マタミューンさんは、相当なギター好きです。
セッションの後、彼が最初に手に入れたギターを見せてもらいました。
高校生の頃に、お父さまが買ってくださったそうです。

「YAMAKI」という国内メーカー製のアコギで、フチにはけっこう派手目な模様が入っています。
今楽器屋さんに行っても、なかなかお目にかかれないような一本。
弾かせていただき、倍音が豊かな、懐の深い音に驚きました。

シリアルナンバーを見ると、1971年の製造。
れっきとしたビンテージギターです。
帰宅後に関連情報を調べる中で「ジャパン・ビンテージ」という言葉があることも知りました。

▼シンコーミュージックから、ジャパンビンテージ特集の雑誌が出ています

もちろん、ビンテージだから音がいいというわけではなく、彼が長年大切に引き続けてきたからこその音の深みなのでしょう。

その他にも、同メーカーの12弦ギターをはじめ、様々なギターを触らせていただきました。
すべてのギターにエピソードがあり、あぁ本当にギターがお好きなんだなと感じました。

ギターだけでなく、1960年代~70年代の洋楽への愛情がとことん深い。
とくにビートルズへの想いは筆舌に尽くしがたく、ギター部屋にはレコードやCD、書籍やポスターまで、ビートルズ関連のアイテムが詰まっていました。
日焼けし、ところどころセロテープで補強されたポスターを見ていると、このポスターが彼と過ごしてきた長い年月に想いを馳せずにはいられません。

彼のチャンネルでもっとも多く投稿されているのも、ビートルズのカバー演奏です。

>>マタミューンさんのビートルズカバー動画再生リストはこちら

ギターにせよビートルズにせよ、好きなものについて語る彼の姿は、まるで少年のようでした。
好きで好きでたまらないモノがあるからこそ、若々しくい続けられているんだろうなと思いました。

好きなものを明確に理解し、かつ、それをずっと大切にし続けることは、生きるうえで非常に大きな意味をもつように思います。

3.自分を気にかけてくれる人がいるのは、幸せ

私は数年前から、メンタルの調子がイマイチです。
以前は積極的に投稿していたYouTubeも、2年ほど前を最後に、パタリと更新しなくなっています。

そんな状況をご存知のマタミューンさんは、私のことを大変気にかけてくださっています。
今回のセッションも、TwitterのDMで「もしよければ・・・」という感じでお声かけくださり、実現しました。
マタミューンさんだけでなく、奥さまも私に良くしてくださっています。
セッションの前後ではお二人と食事をご一緒させていただいたり、ギターや音楽以外にも色々なお話をさせていただいたり、まるで遠くに住む子どもが帰省したときのように歓迎してくださいます。

自分のことを家族のように大切にしてくれる人がいる。
この実感があると、キャリアや人生に関する悩みに直面しても、自分のことを大切にしてあげられるような気がしました。
自分が誰かから大切にされているという事実から、目を背けないようにしたいと思います。

ギターは「人生を支える趣味」になる

ギターは、人との出会いのきっかけになります。
それも、普通に生活していたらきっと出会えなかったであろう、新しい人との出会いです。
会社や学校、家族といった生活圏内を飛び越えて、年齢も所属も異なる人と出会えます。
もしかしたら、国籍も価値感も超えた出会いがあるかもしれません。

そうした人たちと、「ギター」という共通点で強く結びつくことができます。

普段の生活においては、落ち込んだりイラついたり絶望したりすることが絶えません。
極度にメンタルが参ったとき、自暴自棄にならずに生きていく支えになるのは、自分が大切にしている人・自分のことを大切にしてくれる人の存在だと思います。
損得勘定や利害関係なく、自分のことを大切にしてくれる人たちがいる、と確信できていれば、心の平穏を保てそうな気がします。

自分の好きなモノをとことん追及する中で、自分を気にかけてくれる人と出会える・・・。
ギターってマジで人生を支えてくれる最高の趣味やんけ!
そう実感しました。

私と同じように、ギターを通じて人生が豊かになっている人って大勢いるんだろうなと思います。
そうした人が一人でも増えたらいいなと願いつつ、今後もこのサイトを運営していていくつもりです。