ギターと出会ってから、聴く音楽の幅が一気に広がったな

「いざギタ」へようこそ!
今日もどうぞゆっくりしていってください。

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僕がギターを始めたきっかけは、ミスチルの桜井さんだった。
中学2年生の僕は、まさに中二病の勢いのまま、憧れの人を追いかけてアコギを始めた。

9,800円でアコギをゲットして以降、僕はどんどん音楽を聴くようになる

ミスチルがシーソーゲームのPVでパロディーしたエルビス・コステロにはじまり、「B-SIDE」の歌詞カードに出てきたフランク・ザッパも聴いた。

▼シーソーゲーム

▼エルビス・コステロ

▼フランク・ザッパ

ギターを始めると、どうしても「この曲を弾いてみたい」という素朴な野心が湧いてくる。
好きなアーティストが影響を受けたギタリスト、さらにそのギタリストが影響を受けたアーティスト・・・といった具合に、ルーツを辿る旅が始まる。
憧れの人を追いかける旅はときに音楽の枠を超えて、画家や哲学者に行き着くこともあった。

高校生になって、YouTubeというサービスを知った。
無料で動画が見放題なんて、とんでもないサービスだと思った。
普段は見られないようなMV(ミュージックビデオ)が、なんで無料なのかはわからないけれど、とにかくたくさん上がっている。
アーティストの公式チャンネルなんて存在しなかった当時、もちろんこれらは、違法アップロードだった。

そうしているうちに、見つけてしまった。
ワイト島で「Foxy Lady」を演奏する、ジミヘンの動画。

ギターが身体の一部のように見えた。
ギターを弾いているというよりも、ギターと一体になって踊っているように見えた。
世界がジミヘンという天才の存在に驚愕してから50年ほど経った頃、僕は当時の彼ら同様、強烈な興奮に胸を焦がした。

今はもう削除されていて、公式・非公式問わず、どのチャンネルでも公開されていない。
唯一、公式チャンネルで、ライブDVD宣伝用の動画がアップされている。

DVDは、今は亡き六甲道のTSUTAYAでレンタルした。
ダビングしてとにかく繰り返し観まくった。
カッコよすぎてよだれが出た。

ジミヘンのパフォーマンスにやられてから、ごくごく自然な流れでエレキにも興味をもち、エレキギターも手に入れた。
小遣いとお年玉をすべて投入して買った、6万円のFenderストラトキャスター。
購入後に家に帰る電車の中、背中に感じる重みが、やけに嬉しくてニヤニヤしてしまう。

それからほどなくして、近所のギター教室に通い始めた。
そこで講師をしていた山本先生に、色んな音楽を教えてもらった。
パット・メセニー、マイク・スターン、エミリー・レムラー・・・。



自分ひとりでギターを練習していたら、絶対に行き着かなかった人たちだろうなと思う。
山本先生は、ロックはもとより、ジャズを愛した人だった。

ギターと出会って、それまでとは比べものにならないくらい、色んな音楽を聴くようになった。
そうして出会った曲たちは、いつも僕の心を救ってくれている。

楽しいときに聴く音楽もあれば、苦しくてたまらないときに聴く音楽もある。
なんとも思っていないときに聴く音楽もある。
そのどれもが、僕のアイデンティティを形成してくれている。

苦しいときに寄り添ってくれる音楽は、僕の場合、やっぱりロックだ。
仕事の帰り道、イヤホンから爆音で聴き続けたのは、フランク・ザッパのアルバム「We’re Only In It For The Money」だった。
エルビス・コステロの「This Years Model」も繰り返し聴いた。

歌詞の内容を完全には理解できなくても、ザッパやコステロの言いたいことはなんとなく伝わってくるような気がした。
音楽って本当に素晴らしいよなと思った。
そして、そんな音楽を「聴く」だけでなく「奏でる」側としても愛せるなんて、ギターを始めて本当によかったなと思った。

そんなわけで僕は、ギターに興味をもっている人に出会ったら、片っ端から「始めた方がええって!!」とオススメしている。
あなたも、もしギターを始めようかなと思っているのであれば、悪いことは言わない。
できるだけ早くギターを手に入れて、その楽しさにやみつきになってほしいなと思う。

ギター購入をひたすらオススメする記事は、こちら。
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