握力が弱くてもギターを諦めなくて良い理由【必要なのは別の力】

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私のTwitterには、ちょくちょくギターを始める前の方からの相談が届きます。
その中でよくいただくのが「握力が弱いので、ギターが弾けるようになるか不安です」というお声です。

今回は、そんなご相談について私が回答していることを記事にしました。
握力を理由にギターを諦めるなんて、本当にもったいないことだと思います。
この記事が、ギターを始めるかどうか迷っているあなたの背中を押すきっかけになれば幸いです。

結論:握力が弱くてもギターは弾ける

ギターを弾くために握力を鍛える必要はありません。
これまで数名の方にギターを教えてきた経験から、自信をもって断言できます。

私がギターを教えた相手(あえて「生徒」とは言わない)の男女比率はほぼ5:5で、中には小学生の女の子もいました。
近いうちにワイフにする予定のおなご(28歳)も「結婚式でコブクロのバトンを弾き語りたい!」とか言っているので、私がギターを教えました。

彼女たちは、コードを押さえてキレイに音を鳴らし、練習した曲を弾き語りできる状態まで上達しています。

では、彼女たちの握力は強いのでしょうか?

参考までに、スポーツ省が出している研究データを見てみましょう。
小学生女子の握力平均値は、16kg前後とのことです。

>>【参考】令和3年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果(スポーツ省)

ちなみに、私のワイフ(予定)の握力を測ったところ、24kgでした。

小学生女子の16kgもマイワイフ(予定)の24kgも、決して「握力が強い!」とは言えない数字ですよね。
それでも彼女たちがギターを弾けるのは、握力が弱くてもギターが弾けることの証明だと言えるでしょう。

握力が必要だと「誤解」してしまう原因

ではなぜ、握力が弱いとギターを弾けるか不安になってしまうのでしょうか。
「何となく握力が必要っぽい気がする」という、漠然としたイメージもあるでしょう。

加えて、以下のように挫折をもたらすシーンがあるのも、誤解が生じる要因なのではないかと考えています。

【原因1】コードがキレイに押さえられないから
【原因2】セーハ(バレーコード)を押さえられないから
【原因3】テクニカルなフレーズが弾けないから
【原因4】チョーキングがうまくできないから

それぞれサクッと見ていきましょう。

【原因1】コードがキレイに押さえられないから

ギターを始めた人が必ず経験する絶望、それは「弦を押さえても、キレイに鳴らない・・・!」というもの。
弦をキレイに押さえられず、ビリビリ鳴ってしまう現象が頻発します。
(これを専門用語で「ビビる」と言います)

で、握力がないから弦をしっかり押さえられないのでは・・・と疑うわけです。

【原因2】セーハ(バレーコード)を押さえられないから

CとかGとかのコードが無事に押さえられるようになったとして、次にやってくる壁が「セーハ(バレーコード)」です。
セーハというのは、カンタンに言うと「人差し指だけで1弦から6弦まで全部押さえちゃう」っていうコード。
代表的なコードに、FとかBがあります。

これがもう、最初は全っ然キレイに鳴らないんです。
常にどこかがビリビリ鳴ってる、もしくはビリビリすら言わず何も音が鳴らない。
そんな状況に陥って、こう絶望するんです。
あぁそうか、自分には握力がないからセーハができないんだ・・・と。

【原因3】テクニカルなフレーズが弾けないから

速弾きなど、超絶技巧のソロプレイを練習する際にも「握力足りないんじゃないか症候群」は発作を起こす可能性があります。
テクニカルなフレーズが弾けるようになるためには、同じフレーズをとにかく繰り返し繰り返し反復練習することが必要。
この過程で親指の付け根が疲れきってしまい、握力のなさを嘆くことになるんです。

【原因4】チョーキングがうまくできないから

チョーキングとは、弦を押さえた状態で弦をグイッと持ち上げて音程を変えるテクニックです。
こんな感じのやつ。

これも、握力がないからうまくできないんじゃないか・・・と悲観してしまうわけです。



しかし、これらはすべて「勘違い」なんです。

そう、コードを押さえるときもセーハをするときもテクニカルなフレーズを弾くときもチョーキングするときも、強い握力は必要ありません。
ギターを弾くのに必要なのは、「握力」とは違う力なんです。

では続いて、ギターを弾くために必要な力について解説します。

握力の代わりに必要な力

ギターは握力がなくても弾ける、と言われても、にわかには信じがたいでしょう。
でも実際、小学生の女の子や28歳の女の子(将来のワイフ)だってギターを弾けちゃうんです。
必要なのは握力ではなく、別の力。

私が思うに、ギターが弾けるようになるために必要な力は、以下の3つです。

1.継続力
2.想像力
3.鈍感力

ひとつずつ見ていきましょう。

1.継続力

まぁギターに限らずですが、新しいことを始めたときに、最初から上手くいく!なんてことはありません。
ギターって、最初はキレイに弾けないものなんです。それが当然。

弾けるようになったときのことを妄想しつつ、コツコツ練習し続ける継続力が必要です。

物事を継続するうえで最も重要なのは「楽しむこと」。
楽しくないことを継続するのはつらいですからね。

ただでさえ仕事や家事など「やらなければならないこと」に追われているのに、趣味のギターまで「やらなきゃ・・・」と感じながら続けるのは無理です。
弾けるようになった未来のことを妄想しながら、楽しく練習を続けましょう。

あとは、発表の場を設けるのも、継続のポイントかもしれません。
現在はYouTubeやInstagram、TwitterやTikTokを使って全世界に無料で演奏を発表できます。
友達に見られるのが恥ずかしい場合は、ギター練習用のアカウントを作って投稿するのもアリですよね。

2.想像力

ギターを思い通りに操るためには、身体を上手に使う必要があります。
手とか指、腕の力を適切に弦に伝えることで、キレイに音を鳴らせるようになります。
このときに大切なのが、自分がどこに力を加えているのかをイメージすることです。

ギターは、ネックの部分を「握る」というよりも「挟む」イメージをすると、弦を上手に押さえられます。
点と点で挟むイメージをもってください。
このように、自分の身体が適切にコントロールできている状態を想像しながら練習することで、やたらめったら力を入れなくてもギターが弾けるようになるのです。

3.鈍感力

ギターって厄介なもので、一度弾けるようになったとしても、次の日に弾いてみると音がビビったり鳴らなかったりするんです。
そのときに「あぁ、昨日は弾けていたのに・・・」と落胆してしまうのはもったいない。
少々のことがあっても悲観的にならないことを心がけましょう。

むしろ、ちょっと音が汚くても気にしないぜ!くらいの心意気が大切です。
マジメできっちりしている人ほど「完璧に弾けなければダメなんだ・・・!!」と考えて自分を縛り付けてしまいがち。
少しファジーな心で、ちょっとくらいうまく弾けなくったってへっちゃらだぜい、という気持ちでいきましょう。
握力が弱いから・・・と諦めるのは、あまりにももったいないんです。



これら3つの力がないと、いくら握力があったとしてもギターは弾けるようになりません。

いえ、違います。
よりポジティブな表現をするなら、継続力と想像力と鈍感力があれば、握力が弱くてもギターは弾けるようになる!ということです。

これだけは忘れずにいてほしい

とまぁ、ここまで「握力が弱くても大丈夫!」という説明をしてきました。
それでもやっぱり、今からギターを始めて本当に弾けるようになるのかな・・・と不安になる気持ちもわかります。
忙しくて練習する時間もそんなにたくさんとれないし・・・
飽きっぽい性格だから、練習を継続できないかもしれないし・・・

そんなあなたに、とりあえず覚えておいていただきたいことが3つあります。

1.ギターは絶対に弾けるようになる!
2.ギターが弾けると人生がめっちゃ楽しくなる!
3.いざギタはあなたの味方です!

それぞれ見ていきましょう。

1.ギターは絶対に弾けるようになる!

ギターは絶対に弾けるようになります、大丈夫!
もちろん、プロになるほど超絶うまくなりたいんだ!ということであれば、それなりの試練が待ち構えているかもしれません。
でも、趣味で楽しく弾けるくらいになるのは、そんなに難しいことではありません。
大丈夫です。

2.ギターが弾けると人生がめっちゃ楽しくなる!

これはもう、私が身をもって体験したことです。
そのあたりの話は、以下の記事にもちょろっと書いています。

>>自己満足で何が悪い!自分の発信したいことを好きなように発信する意義

ギターという表現手段があることで、気分が落ち込んでいるときでも、人生に絶望せずにいられます。
音楽を聴く際の楽しみも増えます。

3.いざギタは、あなたの味方です!

このブログ「いざギタ」は、ギターを始めるあなたを徹底的に応援します。
あなたがギター初心者の向こう側にたどり着き、「あぁ~、ギターっていう趣味があってよかった!」と実感できるその日まで、あの手この手でサポートするつもりです。

今書いているこの記事も、あなたが「ギターを始めても、握力が弱いから弾けるようにならないんじゃないかな・・・・」という不安に負けないように、魂を込めて書いています。
あなたの背中をちょっとでも押せたなら、こんなにうれしいことはありません。
このサイトに来ていただければ、いつだって私に会えます。
まぁ私に会えたところで、っていう話ではあるんですけど、きっとお役に立つ話ができるはずです。

 

今回も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
さぁ、あなたも、一緒にギターを練習してみませんか。