
「いざギタ」へようこそ! ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
今日もどうぞゆっくりしていってください。
これからエレキを始めるぞ!という決意を固めたあなた。
おめでとうございます!最高のご英断だと思います。
あなたのギターライフに幸多からんことを、ここに私が約束しましょう。
そんな勇敢な決断を下したあなたも、なおこのような悩みをもっていらっしゃるのではないでしょうか。
「アンプって、必要なのかな?」
この問いに、私は声を大にして答えます。
「エレキにアンプは必須である!」と。
今回は、エレキにアンプが必須である理由について語りたいと思います。
【アンプ必須な理由1】エレキは生音で弾くことを想定していない
まずはこれです。
エレキギターは、生音で弾くことを想定してつくられていません。
あ、生音(なまおと)というのは、アンプにつながずに弾いたときの音のことです。
エレキギターは、アンプにつないで演奏することを前提として製造されています。
なので、アンプを通さなければ音量が出ないし、なんか段ボールで手作りしたおもちゃギターみたいな音が鳴ります。
せっかくエレキギターを買うのであれば、アンプを使いましょう。
【アンプ必須な理由2】ミュートの必要性を意識できる
アンプを使うことで、ミュートをするべきだという意識が芽生えます。
これは、アンプを使用することで、雑音がよく聞こえるようになるからです。
「雑音って?」とあなたは疑問にお思いでしょう。
そう、エレキを弾いていると、めちゃくちゃ雑音が鳴るんです。
ぽわ~~んみたいな。ぐわ~~~~んみたいな。
弾いていないはずの弦が共鳴してしまって、意図しない音が鳴ってしまうんですね。
この憎むべき雑音が鳴らないようにするには、いったいどうすればいいのでしょうか。
それは、弾いていない弦に指を軽く触れて、しっかりミュートしてあげる必要があります。
ギター上手さって、案外この「いらない音をミュートできているか」に大きく左右されちゃうんです。
アンプにつないでいない場合、雑音が鳴りづらい(聞こえづらい)ので、そもそもミュートの必要性に気づけないのです。
【アンプ必須な理由3】音を歪ませてエレキの醍醐味を味わえる
アンプには大抵「オーバードライブ」という、音を歪ませる機能がついています。
このボタンを押すと、「まさにロック!」っていう感じの歪んだ音になるんです。
やっぱりエレキを弾くなら、ギュワンギュワン言わせたいですよね。
ギュワンギュワン言わせるためには、アンプが必要不可欠です。
ただし、オーバードライブなどの機能がついていないアンプもあるので注意してくださいね。
私が高校生の頃から使っているアンプはこちら。
がっつり歪んでくれます。
ヘッドフォンアンプはオススメしない
ヘッドフォンにつなぐタイプのアンプもあります。
たとえばこういうやつ。
ギター本体にそのまま接続できて、非常に便利です。
しかし、初めてアンプを買うという方には、ヘッドフォンアンプはオススメしません。
最初のアンプとしてヘッドフォンアンプを推奨しない理由は、以下の3点です。
【理由1】ヘッドフォンアンプは雑音がしっかり聞こえない
ヘッドフォンアンプを使うと、あまり雑音が鳴りません。
あれ?これって一見メリットなんじゃね?と思いますか?
いえ、これはデメリットなんです。
先ほど私がお伝えした内容を思い出してください。
「アンプを使うと、ミュートの意識が芽生える」
そう!ミュートの重要性を意識するためには、アンプを使って雑音が聞こえる状態にしておくべきなんです。
最初からヘッドフォンアンプを使ってしまうと、あまり雑音が鳴らないので、ミュートの必要性を感じづらいのです。
ぜひアンプを使ってください。
【理由2】ヘッドフォンアンプは音に広がりがない
ヘッドフォンアンプは、ボディがコンパクトなため、音を増幅させるスピーカーが小さいです。
そのため、音に広がりが出にくいのです。
アンプは、ある程度のサイズ感のものであれば、しっかりとスピーカーを持っています。
そのため、音に広がりが出ます。
音に広がりが出るので、気持ちよい音が鳴り、楽しく弾けるんです。
【理由3】アンプにもたいていヘッドフォンジャックが付いている
それから、通常のアンプにも、ヘッドフォンと接続できるジャック(端子)がついてます。
ボディのコンパクトさでは劣りますが、ヘッドフォンに接続できるので、あえてヘッドフォンアンプを選ばなくても大丈夫です。
アンプを選んでください。
ヘッドフォンにつなぐと、雑音が聞こえづらくなったり音に広がりがなくなったりというデメリットはありますが、まぁこれはヘッドフォンアンプと同じですね。
まとめ
せっかくエレキを始めるのであれば、アンプは必ず買いましょう。
オススメのアンプは、VOXの「Pathfinder 10」です。
安いくせに、めっちゃ良い音が出ます。
また、初めて購入するアンプとしては、ヘッドフォンアンプは推奨しません。
あくまでも、旅行時の持ち運び用など、コンパクトに持ち運ぶ必要のあるシーンで使いましょう。
そんな感じでした。
今回の記事が、あなたの楽しいエレキライフの参考になれば幸いです!
これからも引き続き、一緒にギターを愛していきましょう~!