ギターケースの種類と選び方

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街中でギターを背負った人を見かけると、こんなことを思いませんか。

「俺のギターについてきたケースって、もっとペラッペラやねんけど・・・」
「あの人、どうやってギターケースを選んだんだろう?」

実は、ギター選びに基準があるのと同様に、ギターケースの選び方にもコツがあります。

「みんなが持ってるのって、なんとなくこんな感じのケースだったよなぁ・・・」的な感じで、ふわっと選んではいけません。
最悪の場合、用途にまったく合致しないケースを選んでしまい、ギターがぶっ壊れて大泣きする羽目になります。

あなたがそんな憂き目に遭わないよう、ギターケースの種類と選ぶ際に意識するべきポイントを解説します。

なお、アコギ用のオススメギターケースについては、以下の記事でも詳しく解説しています。
>>春はギターを連れて外に出よう!アコギ用の最強ギターケースレビュー

種類

まずは、ギターケースにどんな種類があるのかをざっと確認していきましょう。

この世に存在するギターケースは、だいたい以下のどれかに該当します。

  • ソフトケース
  • ハードケース
  • セミハードケース
  • ギグバッグ

ひとつずつ見てみましょう。

ソフトケース

ペラッペラのギターケースです。
新品で5万円までの価格帯のギターについてくるのは、だいたいこのタイプ。


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レンタルCDショップの袋みたいな感じの材質で、非常に軽いうえに、使わないときには丸めておけます
よって、機動性・収納性が抜群なのがメリット。

一方、やはりペラッペラなだけあって、衝撃にはめちゃくちゃ弱いです。

ケースというよりも、持ち運び用の袋という感じ。

ハードケース

10万円以上の価格帯のギターを買うとついてくることが多いのがこのタイプ。
硬いので、がっつりギターを守ってくれます。

中身は起毛素材でふわふわなので、触っていると時を忘れられます。
しっかりした高級感のある作りのものが多いため、「資産としてのギターを所有している」感が得られるのも特徴です。


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難点は、ビックリするくらい重いこと。
それもそのはず、ハードケースは木製なんです。
背負うための肩紐もついてないことが多いので、頻繁に持ち運ぶのはちょっとムリ。

セミハードケース

ハードケースはあまりにも重すぎて、ギタリストたちの体力を順調に削っていきました。

「じゃあハードケースをちょっと軽くして、ついでに肩紐つけちゃう?的なノリで開発されたのがこのタイプ。
見た目は布ですが、触ってみると意外に硬くてびっくりします。

この通り、ぶん殴っても大丈夫。

ハードケースが木製なのに対し、セミハードケースは硬質ウレタンでできていることが多いです。
そのため、硬さと軽さの両立が実現されています。
安心感と携帯性が高水準で両立されているタイプといえますね。

私はアコギ用に、「A.A.A」っていう謎のメーカーの商品を使ってます。
軽くて丈夫で、めっちゃオススメです。
肩紐が微妙に低い位置についていて、電車のドアとかに「ガンっ」とぶつからないようになっているのもうれしいポイント。
でも、肩紐にクッションがついてないので、たまに肩に食い込んでくるのはどうにかしたい。

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ギグバッグ

重すぎず軽すぎず、「分厚いソフトケース」といった見た目のケースです。

ギターに付属されていることはあまりなく、別売りされている場合が多いです。
ポケットが充実していたりネック保護ベルトがついていたり、各メーカーの遊び心・こだわりが最も発揮されやすい気がします。

私は、エレキ(ストラトとレスポール)用に、こちらを使ってます。


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ちなみに、ギグバッグの「ギグ」とは、小規模なライブのこと。
「ギター背負って一発弾きに行こか〜」といった雰囲気のケースです。

選び方

ギターケースの種類がひととおりわかったところで、具体的な選び方を見ていきましょう。

ギターケースを選ぶ際に意識したい基準は、以下の5つ。

【基準1】どこでギターを弾くのか

【基準2】どんな形のギターを入れるのか

【基準3】どのくらいの金額で買えるのか

【基準4】どんな色・見た目か

【基準5】どれくらいポケットがついているのか

それぞれ解説します。

【基準1】どこでギターを弾くのか

ケース選びの基準1つめは「主にどこでギターを弾くのか」です。

1.家で弾くのがメインなら…

家弾きがメインであれば、買ったときについてきたケースのままで問題ないと思います。

そもそもギターを持って移動することがないので、衝撃が加わる恐れもありませんし、持ち運びの負担も考えなくて良いからです。

なんなら、ギターケースよりも、ギタースタンドの方がいいかもしれません。
弾きたくなったときにすぐに手に取れるし、なにより「部屋にギターがいる」感がすごいです。嬉しくなります。
値段もそんなに高くなく、私が使っているギタースタンドも、1,000円ちょいで買いました。

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ギタースタンドでギターを保管するのはインテリア的にもなかなか良いので、けっこうオススメ。

2.持ち運びを頻繁にするなら…

外にギターを連れて行って弾く機会が多いかたには、セミハードもしくはギグバッグがオススメ

どちらも持ち運びに便利で、保護性にも優れているからです。
また、防水機能がついていたり、弦やピックなど小物の収納に便利なポケットがたくさんついていたりするものも多いです。
総じて、「外に持ち運んで弾く」ということを意識した機能が充実しているといえます。

電車やバスなど公共交通機関をよく使うなら、ギグバッグの方がいいかもしれません。
かさばりにくく、前の座席との間に挟み込みやすいからです。

ちなみに、私は電車移動がメインですが、アコギにはセミハードケースを使っています。
なぜなら、アコギは外からの衝撃に弱く、よりガッチリと守ってあげた方が安心な気がするからです。

これまでブロック塀や標識などいろんなものにぶつかってきましたが、傷ひとつなく守ってくれています。

3.持ち運びを頻繁にするけど車移動がメインなら…

外に持ち運ぶ手段として車を使うことが多いなら、ハードケースも有力です。

車に乗せてしまえば重さも問題になりませんので、丈夫さ・安心感を重視するならハードケースが最強。

ツアーに頻繁に出るバンドマンで、機材車を持っている人たちはハードケースを使っている場合が多いようです。

【基準2】どんな形のギターを入れるのか

使うシーンが決まったら、ご自身のギターの形状を再確認してください。

実はアコギには大きく分けて2パターンの形状があり、ギターケースもそれに合わせて作られているからです。
先に「使うシーン」を考えたのは、今回の買い物の目的を明確にするためです。

「自分のギターが収まるか」を最初の基準にしてしまうと、使用目的とズレた選択をしてしまう恐れがあります。
まずは大元の目的を意識したうえで、各論を詰めていきましょう。

アコースティックギターの形状2種類とは、「ドレッドノート」型と「フォーク」型です。
大事なのは、「ドレッドノートはフォークよりデカい」ということです。
つまり、フォーク型用のケースにドレッドノート型のギターは入りません
逆はOKなことが多いです。

ご自身で判断がつきにくければ、誰か頼れる人に相談してみましょう。
ギターを写真に撮って、ギターに詳しい友達や楽器屋の店員さんに教えてもらうと良いかと思います。

アコギには2種類の形があることを理解してください。
不安なら、写真を撮って店員さんに確認してみましょう。

【基準3】どのくらいの金額で買えるのか

用途、形が決まったら、価格帯を考えましょう。

あえて高いものを買う必要はありませんが、頻繁に買い換えるのももったいないので、ある程度しっかりした作りのものを選びたいものです。

チェックポイントは以下2つ。

  1. ファスナーの開閉がスムーズか
  2. 肩かけベルトの縫い付け部分がほつれていないか

同じような機能なら有名メーカーの製品の方が値段が高くなる傾向がありますので、あまり有名でないメーカーのものを見てみるのもおすすめです。
1万円も出せばそこそこ良いものが手に入ります。
ちなみに私の使っているケースも1万円ほど。
初めは「ケースに1万円はもったいないような…」と思っていましたが、やはり機能性・持ち運びの利便性には替えられません

予算に無理のない範囲内で、「長期間使うもの」という視点で検討してみてください。

【基準4】どんな色・見た目か

見落とせないのが、ケースの見た目です。

ギターケースを持っている人は、ぶっちゃけ目立ちます。
遠目からでも「あ、あの人なんか担いでるな」と分かるくらいには存在感があります。
ファッションの一部だと捉えて、あまりにも野暮ったすぎるものは避けましょう。

ちなみに、私はファッションへの配慮が著しく欠如しているので、あまり気にせずに買いました。
でも、たとえば変なスイッチがあちこちについていたり意味のわからない英文字が所々に入っていたりするようなものは嫌です。

このへんは人それぞれですが、個人的には、奇抜なものよりシンプルなものの方が汎用性高く長く使えるかなと思います。
社会人なら、スーツ姿で背負うこともありますしね。

ギターと一緒にお出かけしたくなる、気に入った見た目のものを選びましょう。
個人的には、素朴こそ至高だなと感じます。

【基準5】どれくらいポケットがついているのか

収納性も考慮しておきましょう。

この優先度が低いのは、まぁ別にカバンを別持ちするなり、収納に関しては色々と手段はあるからです。

とはいいつつ、やはり大容量のポケットは便利です。
私の使っているケースには、マチの大きなポケットがついています。
楽譜やピックはもちろん、本やパソコン、なんなら着替えも入ってしまいます。
ちょっとした旅行なら、このケースだけで対応できるかと思います。

余裕があれば、ポケットの容量にも考慮してみてください。

まとめ

ここまで、ギターケースの種類と、選ぶ際に意識するべきポイントを解説してきました。

おさらいすると、

・ギターケースには「ソフト」「ハード」「ギグバッグ」「セミハード」の4種類がある

・ケース選びのポイントは「使用目的」「形」「価格」「見た目」「ポケット」の5つ

でした。

これらを知ることで、あなたにぴったりのケースを見つけることができます。

お気に入りのケースに出会うことで、ギターに触れ合う機会が一層増え、さらにギターを楽しめるようになるはずです。

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。

引き続き、一緒にギターを愛していきましょう!