エレキギターのアンプの種類とメーカーを紹介

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エレキギターとセットで使う、スピーカーの役割をする「ギターアンプ」

たくさんの種類がありますので、一度代表的なメーカー・モデルについて整理しておきましょう。

基本的な知識がつくと、楽器屋さんやスタジオに行った時に「あぁ〜、これね!」と親しみを感じられます。
また、好きなアーティストのライブ動画を観て「この人はこのアンプを使ってるんだな~」としみじみできる、コアなファンになれます笑

今回は、国内の音楽スタジオやライブハウスに設置されている有名マーカーについてみてみましょう!

なお、エレキを始める際にオススメの低価格帯アンプについては、以下の記事でご紹介しています!

>>エレキギターを始めるならアンプが必須【ヘッドフォンアンプは非推奨】

エレキギターを始めるならアンプが必須【ヘッドフォンアンプは非推奨】

定番アンプの種類

ギターアンプには、大きく分けて2種類あります。

「チューブアンプ(真空管)」「ソリッドステートアンプ」です。

それぞれの特徴からみてみましょう。

チューブアンプ

「チューブ」=「管」、つまり「真空管」を使って音を増幅させるアンプです。

特徴は、暖かみのあるクリーンな音と、自然な歪み(ひずみ)
真空管に負荷をかけることで発生させる歪みは、次にご紹介する「ソリッドステートアンプ」やエフェクターにも真似できないほどの迫力を持っています。
そのため、ロックやハードロック、メタルなど、音を歪ませて演奏するギタリスト達から好まれます。

代表格はMarshall(マーシャル)社の「JCM800」
モデル名ではなく、「マーシャル」って呼ばれることが多いです。
スタジオには大抵置いてあります。

ただ、使うにつれて劣化していき、修理も困難なのが困ったところ。
ロックスターに長生きは似合わないといったところでしょうか。

ソリッドステートアンプ

「トランジスタアンプ」とも呼ばれます。
「トランジスタ」ときたら「トランジスタラジオ」と続けたくなりますが、電子部品の一種であるこの「トランジスタ」を用いて音を増幅するアンプです。
メンテナンスがしやすく、本体がぶっ壊れない限りは半永久的に使い続けられます。

チューブアンプに比べるとシャキッとした音が出ます。
透明感のあるクリーントーンが魅力で、音が素直なため、エフェクターがしっかりとかかりやすい傾向があります。
Roland(ローランド)社の「JC-120 JAZZ CHORUS(ジャズコーラス)」が有名。
マーシャルの「JCM800」同様、スタジオには大抵このアンプが置いてあります。

定番アンプメーカー

それでは、定番のアンプメーカーについてみていきましょう。

Marshall(マーシャル)

Marshall(マーシャル)は、イギリスの老舗アンプメーカーです。
最も有名なモデルは先述の通り「JCM800」。
ポップスやロック、メタルまで、幅広い音楽ジャンルで活躍します。

低音域と高音域が際立つ音色が特徴で、この音の傾向は「ドンシャリ」と表現されます。
低音が「ドン」と鳴り、高音が「シャリっ」と目立つということですね。

クリーントーンからディストーションまで、これ一台で幅広く対応できます。
見た目の王道感も相まって、かなりロックな気分にさせてくれるアンプです。

せっかくなので、前項とは違う人によるアンプ紹介動画を。刺青だらけのメタルおじ様によるレビューです。

Fender(フェンダー)

ギター本体のメーカーとしても超有名なアメリカの老舗メーカーですが、アンプも有名です。
特に「’65 TWINREVERB」というモデルが有名で、キラキラ感のあるクリーントーンや、ドライなクランチサウンドが出せます。
クランチサウンドというのは、若干歪んでいて枯れたトーンのことです。

そうした音が出せるため、ロックやジャズ、ブルースのギタリストが好んで使用します。

フェンダーのアンプは、単体ではそれほど激しく歪ませることができません。
よって、ガッツリ歪またい場合にはエフェクターを使用する必要があります。

ただ、アンプに搭載された「リバーブ」というエフェクトを深めにかけると、うっとりするようなクリーントーンが出せます。
適材適所ですよね。

Roland(ローランド)

イギリスかどっかのメーカーかな?と思いきや、日本のメーカーです。

キーボードなどの鍵盤楽器が主力というイメージが強いですが、コンパクトエフェクターの王様ブランド「BOSS」をはじめとして、ギター界隈の商品にも力を入れています。

先述の通り、スタジオに置いてあるアンプの大定番「JC-120 JAZZ CHORUS(ジャズコーラス)」を発売しています。

この「ジャズコーラス」は、通称「ジャズコ」として多くのギタリストから親しまれています。
どうでも良いですが、アクセントは「ズ」に置いて発音します。

パリッとした、澄んだクリーントーンが特徴
歪ませるためには、エフェクターが不可欠です。
ジャズコは独りじゃ歪めないの。

扱い方が簡単で、初心者から玄人まで幅広いギタリストから愛されているアンプです。

こちらもマーシャル同様、前項とは別の人によるレビュー動画を。

再生した瞬間に良い表情です(笑)。
ほんまにジャズコが好きなんやろうなぁ〜っていう顔してますよね。

VOX(ヴォックス)

イギリスのアンプメーカーです。
イギリスの王室の片隅に置いてありそうな、高級家具を連想させるオシャレなデザインが特徴です。
と言いつつ、高校生の頃に初めてVOXの「Pathfinder10」という安いアンプを買ったときの私は
「安いからしゃあない、我慢や。このダサいチェック柄は・・・」
と快く感じていませんでした。
なんならマジックで真っ黒に塗り潰そうとすらしてました。

語弊があるかもしれませんが、このメーカーに関しては、古臭い音が魅力です。
中音域が豊かなクランチトーンが綺麗に出ます。
カッティングをするとめっちゃ気持ちいいです。

歪ませると少しチープな感じの音になるので、あまり歪ませない方が良いと思います。
60年代〜70年代のブリティッシュロックが好きという方にはピッタリのアンプです。

Mesa Boogie(メサブギー)

名前からしてイケイケな「Mesa Boogie(メサブギー)」。
アメリカのアンプメーカーで、濃厚重厚激歪みな音を出す「Dual Rectifier」というモデルが有名です。

また、意外にもクリーンやクランチも綺麗に出せるので、音作りの幅はかなり広いです。
私は、楽器屋さんの試奏で弾かせてもらったことしかないのですが、カッティングもアルペジオも綺麗に響かせてくれるアンプだな〜と感じました。

Orange(オレンジ)

イギリスのアンプメーカーです。
まず目を惹くのは、その可愛いデザイン!
同メーカーのアンプは、全部同じような見た目をしてます。可愛いです。

そんな可愛らしい見た目と裏腹に、音はかなり独特で、ボワァ〜〜っと膨張するような感じです。

クランチトーンで弾くと、「ゲションゲション!」みたいな面白い響きが出ます。瑞々しいです。
このアンプについても、私は楽器屋さんでしか弾いたことがありません。

まとめ

ここまで、エレキギターの必需品、アンプについてご紹介してきました。

それぞれ魅力的ですよねぇ〜。
聴き比べてみると、メーカーごとにキャラクターがはっきり分かれていることに気づくのではないかなと思います。
ギターが米なら、アンプは炊飯器。
炊飯器によって、お米の味わいも変わるってもんです。

この記事が、あなたのアンプに対する興味の引き金になれば幸いです!

それでは、今回も最後までお読みいただきましてありがとうございました。

引き続き、一緒にギターを愛していきましょう!