
「いざギタ」へようこそ! ※当サイトでは、オススメ商品を紹介する際にアフィリエイト広告を利用しています。 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
今日もどうぞゆっくりしていってください。
ギターには、専用の楽譜があるらしいけど、なんかイマイチわけがわからない・・・。
今回はそんなあなたに向けて、ギター用の楽譜「TAB譜」と「コード譜」について説明します。
この記事を読んでいただくことで、ギターの楽譜の読み方がわかり、楽譜を見るのが怖くなくなるはずです。
むしろ「おお、やった!これさえあれば弾きたい曲が弾ける!」とテンション爆上がりになる可能性すらあります。
ぜひ気楽に読んでみてください。
「あれ?この記号ってどんな意味やったっけ?」となったときにすぐこのページを開けるよう、ブックマークとかをしておいていただくと、さらに便利かもしれません。
この記事があなたにとって、楽譜を読む際に何度も見たくなるくらい役に立てば、うれしいです。
それではいきましょう!
ギターでよく使われる楽譜は「TAB譜」と「コード譜」
一般的に「楽譜」というと、オタマジャクシが並んでるやつをイメージしますよね。
いわゆる「五線譜」っていうやつです。
ギターの場合は、五線譜よりも直感的にわかりやすい楽譜を使います。
それが「TAB譜」と「コード譜」です。
TAB譜は数字、コード譜はアルファベットと表で、弦の押さえ方や弾き方を指定します。
【ギター用の楽譜その1】TAB譜
まずはTAB譜から解説します。
TAB譜とは、タブラチュアで記載された楽譜のことです。
いや、タブラチュアってなんやねん。
タブラチュアとは、その楽器特有の奏法に関して、文字や記号で表記したもの。
ギターの場合、他の楽器では実現できない奏法がいろいろあるので、五線譜だけでは正確に表現しきれません。
ギター特有の奏法を譜面にするために使われているのが「TAB譜」なんですね。
読み方
それでは、TAB譜の具体的な読み方を見てみましょう。
TAB譜って、こんな感じになってます。
6本ある線のうち、1番上が1弦です。
ちょうどギターの指板を上からのぞき込んでるイメージです。
で、線の上に書かれている数字が、押さえるフレット。
「Π」がダウンピッキング、「V」がアップピッキングを表しています。
よって、このTAB譜を弾くと、こんな感じになります。
ギターでドレミを弾く方法については、以下の記事でも解説しています。
TAB譜で記載される各テクニックの説明
ここからは、各テクニックがTAB譜上でどのように表記されるのかを解説します。
各テクニックがどのような奏法なのかを知っていただけるよう、カンタンな説明とデモ演奏の動画も掲載しています。
ぜひ、TAB譜を読む際の参考にしてください。
ハンマリング
正式名称は「ハンマリング・オン」。
ピッキングした弦のフレットを勢いよく押さえて音を出すテクニックです。
指をハンマーのように指板に叩きつけることから、ハンマリングと呼ばれています。
効率的に力を加え、かつ、他の弦を鳴らさないようにするために、しっかりと指を立てて指板にぶつけるのがコツです。
TAB譜では、以下のように表記されます。
このTAB譜を弾くと、こんな感じになります。
プリング
正式名称は「プリング・オフ( Pulling Off )」。
ピッキングしたあと、弦を引っ張る(Pull)ようにして押さえていた指を離し、低い音を鳴らすテクニックです。
狙っている弦以外を鳴らさないよう注意しましょう。
TAB譜では、以下のように記載されます。
演奏すると、こんな感じです。
スライド
ピッキングした後、弦を押さえたまま別のフレットまで指をスライドさせることで、音をなめらかに変化させるテクニックです。
スライドによって低い音から高い音に変化させることを「スライドアップ」、逆に高い音から低い音に変化させることを「スライドダウン」と呼びます。
TAB譜では、以下のように記載されます。
「Slide」と書く場合もあれば、省略して「Sl」などと記載される場合もあります。
演奏すると、こんな感じです。
チョーキング
ピッキングした後、弦をぐいっと持ち上げるようにして音を高くするテクニックです。
弦をしっかりと押さえた状態で、指板にこすりつけるようなイメージで持ち上げましょう。
TAB譜では、以下のように記載されます。
演奏すると、こんな感じです。
ブリッジミュート
ピッキングする方の手の掌をブリッジに当ててミュートした状態でピッキングするテクニックです。
歪ませた音でフレーズを弾くときなどに使用すると、スピード感を出せます。
>>ブリッジミュートをラクにカッコよく弾きこなすコツ【動画と図で解説】
TAB譜では以下のように記載されます。
演奏すると、こんな感じです。
ビブラート
先ほど紹介した「チョーキング」を細かく繰り返すことにより、音を揺らすテクニックです。
ギター特有の表現であり、豊かな感情表現を可能にしてくれます。
いわゆる「泣きのギター」は、ビブラートを多用することが多いです。
>>【動画で解説】ギターを歌わせる!ビブラートのやり方・コツ
TAB譜では以下のように記載されます。
演奏すると、こんな感じです。
ピックスクラッチ
ピックを弦にこすりつけて、ジェット機が離陸するときのような効果音を出すテクニックです。
ズキューーーーン!!みたいな音がなります。
>>【困ったらズキューン】ギターのピックスクラッチのやり方・コツ!
TAB譜では以下のように記載されます。
演奏するとこんな感じです。
ナチュラルハーモニクス
フレットの真上に少し指を触れさせた状態でピッキングすることで「ぽわ~~~ん」という音を鳴らすテクニックです。
なお、この「ぽわ~~ん」という音は「倍音」とも呼びます。
幻想的な音が鳴ります。
ハーモニクス奏法って何?弾き方・やり方(タッピングetc.)解説!
TAB譜では以下のように記載されます。
演奏するとこんな感じです。
ピッキングハーモニクス
ピッキングの際に少しだけ親指を弦に触れさせ、「ギュィィィィィィィン」という音を鳴らすテクニックです。
ロック、ハードロックやメタルでは頻出します。
ビブラートと一緒に使うことで、よりカッコよくなります。
>>【エレキ特有のギュイーン】ピッキングハーモニクスの原理・コツ
TAB譜では以下のように記載されます。
演奏するとこんな感じです。
ブラッシング
弦を押さえる方の手を弦に触れさせた状態でピッキングし、「ザッザッ」という効果音を鳴らすテクニックです。
歯切れの良いカッティングフレーズと相性がよいだけでなく、歪ませた音で豪快に鳴らすこともできます。
TAB譜上では以下のように記載されます。
演奏すると、こんな感じです。
アーミング
ストラトキャスターをはじめとした、トレモロアームが付いたギターでのみ使用可能なテクニックです。
トレモロアームをギターのボディに押しつけたり、逆に引っ張ったりすることで、音を急上昇・急降下させ、スリリングな音を出せます。
TAB譜では以下のように記載されます。
演奏すると、こんな感じです。
タッピング
ハンマリングと似た要領で、ピッキングする側の手の指で指板を叩いて音を出すテクニックです。
ヘビーメタルなどの速弾きでは頻繁に使用されます。
タッピングする際には、ピックは手の中に握り込むようにしておきます。
TAB譜では以下のように記載されます。
演奏すると、こんな感じです。
【ギター用の楽譜その2】コード譜
コード譜は、主にアコギの弾き語りなどでよく使用されます。
「どのタイミングでどのコードを弾くのか」を指示してくれる楽譜です。
コードを表すアルファベットのみが書かれていることもあれば、コードの押さえ方を図にした「コードダイアグラム」を併記してくれているケースもあります。
コードダイアグラムは、以下のようなやつです。
上から1弦、2弦、3弦、4弦、5弦、6弦を表してます。
●印の弦を押さえ、○印の弦は押さえない状態で弾きます。
×印は、弾かない弦です。
ちょうどギターを真上からのぞき込んだ様子を図にしたものだと考えてください。 コードダイアグラムについては、以下の記事で詳しく解説しています。
ストロークのパターンは記載されていないことも多いため、その曲にあったストロークパターンを考えて弾く必要があります。
慣れていないうちは、汎用性の高いストロークパターンで弾いてみましょう。
まとめ
本記事では、ギターのための楽譜である「TAB譜」と「コード譜」について解説しました。
いずれも、基本的な読み方が分かれば、弾きたい曲をどのように弾けばよいのか直感的にわかるため、非常に便利です。
ぜひあなたのお好きな曲で練習しながら、楽譜の読み方で迷ったときにはこの記事を参考にしてみてくださいね。
今回も、最後までお読みいただきましてありがとうございました!
引き続き、一緒にギターを愛していきましょう~。