「いざギタ」へようこそ!
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「弾けないコードが出てこない曲ばかりを選んで練習するのはもうごめんだ!」
「本当に弾きたい曲を思いのままに弾きたいんや!」

そう決意したあなたは今まさに、険しい峠を越えようとされています。

その峠の名は「Fコード」。
ギターが部屋のインテリアと化すか、生涯のパートナーとなるかの分かれ道です。

「初心者粉砕コード」との悪名高きこの「Fコード」を返り討ちにするには、5つの重要なポイントがあります。
これらを知ることで、Fを恐れることなく、好きな曲が弾けるようになります。

それではさっそく、F攻略のための5つのコツを見ていきましょう。

▽記事の内容は動画にもしています。ぜひご覧ください▽

【Fを押さえるコツ1】Aコードから練習して感覚をつかむ

Fを弾くために、まずはAを練習しましょう。
「いや、Aなんかカンタンに弾けるよ!」と怒らないでください。

ここでいう「A」は、6弦ルートの形です。

試しに押さえてみましょう。
Fと全く同じ指の形です。

でも、Fよりもほんの少し、ラクに押さえられる気がしませんか?

これは、1フレット付近よりも5フレット付近の方が、ギターの張力(弦を引っ張る力)が弱いためです。
弦を引っ張る力が弱いから、より小さな力でも押さえられるということですね。

まずは6弦ルートのAを練習して「Fの指の形で弦を押さえる感覚」をつかみましょう。

【Fを押さえるコツ2】人差し指の側面で押さえる意識を持つ

Fを押さえるとき、人差し指の「腹」ではなく「側面」を使いましょう。
側面で押さえる方が、力が伝わりやすいからです。

その際、人差し指をまっすぐにしていてはダメです。
少しだけ曲げてください。

人差し指がまっすぐ伸びていると、1弦・6弦のどちらかが押さえにくくなります。

右手首をギターに見立てて実験してみましょう。

人差し指がまっすぐだと隙間ができてしまいますが、

少し曲げると、隙間がなくなりますね。

人差し指を少し曲げて、側面を使って押さえるイメージをしましょう。

【Fを押さえるコツ3】脇を締めて内側に絞り込むイメージを持つ

いくら力が加わりやすい形を作ったとしても、人差し指の力には限界があります。
そこで、脇を締めて肘を絞り込み、上半身全体の力を借りてみましょう。

人間の身体は構造上、内側に絞り込む動作のときに力が入りやすくなっています。
たとえば、スポーツの指導でも「脇を締めろ!」と指導されることは多いですよね。
ボクシングでパンチを打つとき、野球でバットを振るとき・・・

これらはいずれも、脇を締めた方が大きな力を伝えられるからです。

ギターを弾く際にも、脇を締めて、効率的に力を伝えましょう。

このように脇が開くと、力が伝わりにくいのです。

【Fを押さえるコツ4】親指で猛烈プッシュする

人差し指で弦を押さえる力には、限界があります。
ここでちょっと視点を変えて、親指でネックを押し上げるイメージをしてみましょう。

ネックの裏側から力を加えることで、表側からのみ押さえる場合よりも強い力を伝えることができます。
当たり前のようですが、案外盲点になっているのではないでしょうか。

自分が苦しいときには、支えてくれる人の存在をついつい忘れてしまいがちです。
でも、あなたは一人ではありません。
影で支えてくれている人がいるんです。

確かに人差し指は苦労していますが、しっかりサポートしてくれる親指がいることを思い出してください。
親指からも積極的に力を加え、ネックの表裏両面から挟み込む意識を持ちましょう。

【Fを押さえるコツ5】「1弦」「2弦」「6弦」に意識を集中させる

親指だけではありません。
横を見渡すと、人差し指をサポートしてくれる仲間は他にもいます。

中指・薬指・小指です。
それぞれ「3弦」「5弦」「4弦」を押さえてくれていますね。

このことに気づくと、人差し指が担当するのは「1弦」「2弦」「6弦」だけだとわかります。
つまり、「1弦・2弦・6弦のうち綺麗に音が鳴らない弦」に意識を集中でき、ピンポイントに力を加えられるようになるのです。

3弦は中指、4弦は小指、5弦は薬指に任せて大丈夫。
人差し指は、1弦・2弦・6弦の3本のうち、うまく鳴らない弦を押さえることに集中しましょう。

おさらい

ここまで、Fコード習得のコツを5つご紹介してきました。

【コツ1】6弦5フレット(Aコード)から練習してコツを掴む

【コツ2】人差指を軽く曲げて、側面で抑える意識を持つ

【コツ3】脇を締めて、肘を内側に絞り込むイメージをする

【コツ4】ネックの裏から、親指で力強くサポートする

【コツ5】人差指は「1弦」「2弦」「6弦」を押さえることだけに集中する

この5点を知ることで、Fを押さえるのが格段にラクになるはずです。
Fを味方につければ、弾ける曲の選択肢がぶわぁ〜〜っと広がりますよ。
あなたのギター人生における大きなターニングポイントです。
ぜひ頑張ってください!

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
これからも一緒に、ギターを愛していきましょう!