「いざギタ」へようこそ!
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「なんやあいつ!ギター弾きながらチャカポコチャカポコ音鳴らしてるで・・・!」
「あの右手でギターをバシバシしばき倒す弾き方、一体なんなんや!」

それはきっと「スラム奏法」という弾き方です。

今回は、そんな不思議なスラム奏法について

  • 「どんな効果があるテクニックなのか」
  • 「何を参考に練習すればいいのか」

などを解説します。

特殊なテクニックなぶん、身につければ今度はあなたが「うわ~…すっごい」と思われる番です。

「基礎知識はもう知っているから、実際の練習方法が知りたいよ!」という方は、以下の記事を参考にしてみてください。
>>【分解で理解】スラム奏法初級者が初心者に解説。ギター叩きのコツ

スラム奏法とは

「スラム奏法ってそもそもなんなの!?」

この質問にめっちゃカンタンに答えると、「ギターを叩いて、ドラムっぽい音を出しながらギターの音も出す奏法」だといえます。

1人2役だということです。

スラム奏法は「ペッテリ・サリオラ」というフィンランド人が編み出した奏法。
当然、この人が名付けの親です。
「slam」という単語の意味を辞書で調べてみたところ、以下のように書いてありました。

to hit or attack someone or something with a lot of force

if a door, gate etc slams, or if someone slams it, it shuts with a loud noise

つまり「力一杯叩く」とか「ドアをピシャッと閉める」という意味の言葉ということ。

てっきり、サリオラさんがスラム街出身だからスラム奏法というのかと思っていました。
スラム街の「スラム」は「slum」ですから、綴りが違うんですね。

ではここで、サリオラさんの演奏を見てみましょう。

ベースの「スラップ奏法」やギターの「ヒッティング奏法」からヒントを得て、ドラムのいろんな太鼓を叩いた時の音を再現しています。

「スラップ奏法」というのは、親指で弦を叩いて「バチンっ」「ブリンっ」みたいな音を出すテクニック。
「ヒッティング奏法」というのは、ギターのボディを指で叩いてリズム感を出すテクニックです。
この2つを組み合わせているのが、スラム奏法のポイントなんですね。

バスドラム(大太鼓)みたいな「ボスッボスッ」という低い音は、掌底でギターのボディを叩いて出しています。
スネアドラム(小太鼓)みたいな「タンッタンッ」という音は、指先で指板を叩いて出しています。
その合間に、指ではじいたり払ったりするような動きで、ギターの弦もかき鳴らしています

スラム奏法は「ドラムとギターの2役を1人でこなす」というびっくりテクニックなんですね。

初心者でもできる?

「ギター初心者なんだけど、スラム奏法から練習してもいいのかな?」と気になる人もいらっしゃるかもしれません。

まぁ普通に考えると、通常の弾き方がある程度できるようになってから練習したほうがいいと思います
というのも、スラム奏法は「右手の動きをめっちゃ意識しなければならない弾き方」なんです。
つまり、コードを押さえる側である左手には、あまり意識を向けられません。

よって、左手で弦を押さえるのには慣れてきた、という段階になってから挑戦するのがオススメです。

おすすめの動画(いのけんさん)

いざスラム奏法に挑戦だ!となったら「いのけん」さんというギタリストの解説動画を参考にしてみてください。
私も、いのけんさんの動画を見ながら練習しました。

とにかく、めっちゃわかりやすいです
あと、口調が丁寧なので、観ていて非常に気持ちがいいです笑

何本か解説動画をアップしてくれています。
とくにオススメは以下の動画。

「4ビート・8ビート」

「4ビート応用編」

「もうちょい応用」

「16ビート」

上から順に観ながら練習することで、ある程度スラム奏法ができるようになるはず。

ちなみにいのけんさん、この動画撮影当時は高校生だそうです。
どれだけ落ち着きのある高校生なんだ・・・!!

まとめ

ここまで、スラム奏法の基礎知識と参考情報について紹介してきました。

カンタンにおさらいしましょう。

・スラム奏法とは、ドラムとギターの1人2役をこなす奏法のこと

・初心者は、ある程度コードの押さえ方に慣れてきてから練習した方が良い

・いのけんさんの動画はめっちゃわかりやすい

スラム奏法が弾けるようになれば、周りから一目置かれること間違いなし。
それ以上に、ビートに乗っている感が出るので、自分で弾いていてめっちゃ気持ちいいですよ。

今回も、最後まで読んでくださってありがとうございました。

引き続き、一緒にギターを愛していきましょう!