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楽器屋でふと目を惹かれたギター。値札には、「USED」の文字。
中古ギターか・・・。
これまで「中古を買う」という選択肢がなかった方も、気に入ったギターが中古で売られているのを目にすると無性に気になってしまうもの。
また、ネットオークションや個人売買でも中古品が売られていたりしますよね。
中古にすべきか新品にすべきか・・・どうしよう?
私が現在メインで使っているギターは、アコギもエレキも中古で買ったものです。
結論から言うと、「もうこいつら最高やわ〜」と毎日感じています。
今回は、そんな中古で大満足の私が、特に初心者のかたに向けて、新品と中古の違いや選び方についてご紹介します。
中古ギターのメリット
なんと言っても「新品に比べて安くギターが手に入る」。
これが、中古購入の最大のメリットです。
プレミア的な価値がつく「ビンテージギター」は別ですが、一般的に新品の7割から1割程度の価格で手に入れられることが多いです。
「ビンテージギターって何?」というかたはこちらもどうぞ。
>>ヴィンテージギターって値段分の価値あるの?安く買う方法もあるよ〜。
中古であるだけでも安くなるんですが、目立った傷がついている、とか、前の持ち主によって改造されている、などの条件が加わると、さらにグッと値段が安くなりやすいです。
また、これまで他の人によって弾かれていたため、音の響きが豊かになっていることもあります。
俗に言う「ギターが育つ」という状態です。
実際に弾いてみて気に入ったギターに出会えれば、かなりお買い得になりますね。
中古ギターのデメリット
では、デメリットはなんなんでしょう。
それは、中古品は新品に比べて「状態が不安定である」ということです。
たとえば以下のような問題が考えられます。
- 外見上の問題(傷がついてしまっているなど)
- 消耗部品の問題(フレット線や指板がすり減ってしまっているなど)
- メンテナンス上の問題(ネックが反ってしまっているなど)
- 電気回路の不調(エレキギターの接触が悪いなど)
中古品は、ほぼ間違いなくどこかしらにダメージを抱えていると考えておくほうが良いです。
最初からパーツ交換しなければならないほど痛んでいなくても、新品よりは確実に部品交換が必要になる時期が早まります。
パーツの交換やリペア(修理)の費用を考えると、実はそこまでお得じゃなかった!ということもありえますので、注意が必要です。
初心者は新品を選ぶべき?その理由、新品ならではのメリット
メリットデメリットを考慮して、初心者のかたは中古と新品どちらを選ぶべきなのでしょう。
私は、できるだけ新品を買った方が良いと思います。
その理由は、初心者のかたはギターに触れた経験が少ないため、「ギターってこんなものなんだ」という基準をもっていないからです。
よって、非常に状態の悪い中古品であっても「まぁ・・・そういうもんなのかな」と、なんとなく納得してしまう可能性があります。
新品でしたら、基本的に状態は安定していますし、故障も比較的起こりづらいです。
もしトラブルがあってもメーカー保証などで対処してもらえます。
これは安心ですよね。
初心者が中古ギターを購入する場合は?
「でもやっぱり、中古品が買いたい!」というかたもいらっしゃると思います。
そんなあなたに意識していただきたいのは、可能な限り中古専門店での購入を検討することです。
購入前にスタッフさんのアドバイスを受けることができますし、場合によっては故障にも対応してくれることがあります。
また、中古専門店は品質の評価が厳格なことが多いので、不具合について明記してくれていることが多いです。
逆にいうと、中古楽器屋のスタッフさんが品質に太鼓判を押しているなら、本当にそのギターのコンディションは優れている可能性が高いです。
購入前に、以下のような質問をしてみるとよいでしょう。
- 新品で買うと、いくらくらいするギターなのか?
- 新品との差額の理由は何か?
嫌な顔はされませんから安心してください。
ちなみに、私はアコギこそ中古楽器専門店で買いましたが、エレキは個人経営のスタジオで買いました。
エレキに関しては、自分の直感で気に入ったので頼み込んで売ってもらいましたが、なかなかにギャンブルな買い物だったかもしれません。
まとめ
ここまで、中古ギターの特徴や選び方についてご紹介してきました。
最後にカンタンにおさらいしましょう。
- 中古ギターのメリット
- 安い
- ギターが育っている可能性がある
- 中古ギターのデメリット
- 修理費用などがかかり、かえって高くつく可能性がある
- 中古購入をするなら
- 中古専門店での購入がオススメ
- 一本ごとに状態が異なるので、必ず自分の目と耳と手でチェックする
この記事が、中古ギターの魅力と注意点を知るきっかけになれば幸いです。
それでは、今回も最後までお読みいただきましてありがとうございました。
引き続き、一緒にギターを愛していきましょう!